フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12で圏央道を走る 3」

八王子JCTと青梅IC間のトンネルはカーブが多く、速度を抑制させる為の凹凸が付けられている。

F12は路面の凹凸を拾ってボコボコボコという音と振動が続く。

100km/hを超えても乗り心地は依然として硬い。しなやかとは言えない硬さ。はねたりフワついたりはしない代わりに硬いサスペンション。

そう言えば、よく高速になると乗り心地が良くなる、という印象の半分は路面がよく整備されている、が混ざっていると思う。

延々とボコボコがつづく。この凹凸って一体何なのか? 速度を上げるな、ということなんだろうが、車体に上下動を与え続ける事のどこが安全につながるのかと思う。

料金所や駐車場で一旦停止、徐行を促す為の凸は理解できる。あれは不快だが不快以外に悪影響は与えない。合目的的。でも高速道路や一般道の速度抑制の凹凸は、不快だからドライバーが速度を落とすという現象以外に車体の安定性を無くし、ドライバーの危険回避動作の妨げになると思う。

この路面の凹凸、わたしが若かりし頃バイクブームがあっていわゆるレーサータイプのバイクが大流行した。峠族の事故も急増して彼らが集まる場所は凸凹が付けられていった、っうことは30年以上昔からの施策ってこと。いい加減止めてもらいたい。(別にスピード違反した高い速度でカーブを曲がりたいと言っているわけではありません。為念)

F12のサスペンションの話しに戻ると、100km/h前後の速度で乗り心地が良いとか悪いとか、フェラーリは気にしていないと思う。

フェラーリは12気筒とか8気筒とか超高出力、超高速を標榜してクルマを売っている。それ以外にフェラーリブランドは保てないのではないか。しかしそうした高出力である以上、とんでもない速度と加速が出来る。その速度、加速でも車体の安定性を保つには100km/hの速度の乗り心地など気にしていられないのではないか。

以前から思っていたことだけれども、圏央道と高速道路をのべ7時間走ってその思いを新たにした。

 

今回、初めて速度表示100を見た。桶川あたりだったと思う。

高速道路で80キロの制限速度表示はよく見るが100という表示(100、100km/hだから法定速度ですよね)は30年以上運転してきて初めて見た。法定速度を表示するってあるんですなあ。

道路交通法上、高速道路の法定速度は100km/h。 わたしは高速道路で80と表示している電光式の制限速度標識が消灯していれば100km/h出してよい(高速道路で制限速度標識80キロが消えていれば、すなわち制限速度が実施されていなければ法定速度100キロによる規制になる、という解釈)で走っていたのだが(この解釈で間違いないのだろうか)、はっきり100を表示してくれるのはとてもわかりやすくて良いと思う。

圏央道は青梅を過ぎてからはずっと、畑、田んぼの真ん中を走る。巨大な物流センターが点在するばかりではっきりいってあまりおもしろくない。ところどころは対向2車線の箇所もあった。 その日は風が強くで吹き流しが真横になるようなところが何箇所もあった。トラックが速度を落とす中F12はまったく影響を受けなかった。