フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「ありがとうございました」

商用車を運転するのはたのしい。これまでも仕事にかこつけて小型トラックや4ナンバー1BOXを運転する機会を作ってきました。身を乗り出し前後を確認し、大げさに身体をねじり左右を振り向く。ステアリングはグイグイ回して、段差が大きいとみれば身構える、そ…

「あと2回」

2015年3月8日の投稿からこれまで307回(たしか307回)の投稿をしてきました。 フェラーリの購入をきっかけにしてこのブログの投稿を始めたわけですが、以来4年間、300回余りあれやこれやと書き連ねてきました。 以前は書きたいこともあり、書いているうちに…

「あれこれ思うこと4」

ついこのあいだ通勤途中、後ろから異常に車間を詰めてくる黒いアルファード(ベルファイアだったか)があった。 信号で止まると数十センチまで近づいてくる。こちらが発進するとぴったり2、3メートルに付いてくる。 「黒いアルファードか、いかにもありそ…

「あれこれ思うこと3」

クリスマスの近い日、仕事で都内に出向いた。歩道を歩いていると、後ろの方から大きな音のクルマが走ってくる。バイクの音ではではないし、いわゆる族車の音でもない数台が後方から近づいてくる。おそらく…、と思ったところで空ぶかしをしながらそれらのクル…

「あれこれ思うこと2」

あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。実際には大掃除が終わった後、一杯やりながらダラダラと書いてます。いつも以上に思いつくまま書いてみます。…では、前回のつづき。 アダプティブハイビームの車に乗っている。街中ではハ…

「あれこれ思うこと」

ながながと昔のクルマのデザインについて書いて来たけれど、今回はかねてより気になっていたことを羅列してみる。 すっかり陽が落ちるのが早くなった今日この頃。渋滞の連なるテールランプの眩しさがつらくなる。で、大型車の装飾で鏡面仕上げになったバンパ…

「デザインで記憶に残っているクルマ 8」

このテーマもこれぐらいにしようと思います。 子どもの頃、テレビでフェラーリに乗った警察官が泥棒グループのシトローエンとカーチェイスを繰り広げる映画を見た。あらかじめ見ようとチャンネルを合わせたわけではなくて、休みの日(もしかしたら夏休みや春…

「デザインで記憶に残っているクルマ 7」

デトマソ マングスタも記憶に残っている。 丸目4灯のヘッドライトにフロントフードがかぶさって、けものが薄目を開けたように見える。うまいデザインだなぁ、と思った。ヘッドライトはクルマの目。人はクルマを擬人化というか擬動物化して見るのか、と妙にわ…

「デザインで記憶に残っているクルマ その6」

富士スピードウェイにヘリコプターが下りられるとは知らなかった。 一方でずいぶんなお金持ち企業があるもんだと思った。業務に使えるとは思えないテスタロッサ を買い、平日の昼間にヘリコプターでサーキットにくる企業。社会に出たばかりの小僧っ子の私に…

「デザインで記憶に残っているクルマ その5」

ランボルギーニ カウンタックのカッコ良さに気づいたのはスーパーカーブームになってカウンタックを様々な角度から撮影した写真があふれてからだ。 カウンタックのドアを開いた写真を見たのはどの本だったかポスターだったか忘れたが、左右のドアを上げて、…

「デザインで記憶に残っているクルマ その4」

ランボルギーニカウンタックをさえないクルマに見せたこの本は、カウンタック以外のランボルギーニは載っていなかった。時代から言えばミウラやエスパーダが載っていても良いはずだが掲載されていない。 フェラーリは246GTディーノだけだった。ディーノの解…

「デザインで記憶に残っているクルマ その3」

二回にわたってデザインで記憶に残っているクルマのことを書いてきた。今回は日本車ではなく海外の車について書く。前回まで話しはわたしがある程度車に詳しくなってからのことで、いわゆる自動車デザインとして評価できる車種を書いた。今回はそういう視点…

「デザインで記憶に残っているクルマ その2」

前回のつづき。 1990年型4代目カムリ、4代目コルサ(ターセル) これも上のコロナと同時代のトヨタデザインでバブル景気の中にあたる。10代目コロナに比べるとオーソドックスな3ボックスデザインだったが、綺麗な曲面でまとめられていた。特にリアコンビネー…

「デザインで記憶に残っているクルマ」

デザインの良さで記憶に残っているクルマのことを書こうと思う。ただすでに評価の高いクルマのことを書いても今更だと思うので、そうした評価がされていない、ただわたし個人でデザインが優れていると記憶している車種について書こうと思う。では…。 1986年…

「クルマの広告の記憶 その4 クロモドラのフェラーリ512BB」

輸入車の広告の写真は拙かったと前回書いた。しかし輸入部品のそれはしっかりした写真が使われていたのだ。アルミホイール、いや正確にはマグネシウムホイールの広告だった。 当時は外国製部品の広告が多くて、タイヤ(ピレリ、ミシュラン、グッドイヤー…)…

「クルマの広告の記憶 その3 フェラーリ512BB 2550万円也」

カーグラフィック誌を買い始めたころはターボが流行していた時期で猫も杓子もターボである。サニーターボなんてのも発売されていた(TVコマーシャルは松坂慶子だったはず)。 フロントグリルに「TURBO」と裏焼きでレタリングする。バックミラーで見ると…

「クルマの広告の記憶 その2」

前回のつづき。クルマの広告について。 まずは前回、触れたコロナクーペ。 マツダの広告の近くに掲載されたトヨタコロナクーペの広告の写真が変なのだ。 えらくフロントノーズが長く見える。フロントオーバーハングが異様に長い。 当時はあまり気づかなかっ…

「クルマの広告の記憶」

今回はクルマの広告について書きます。 最近、どんなクルマのコマーシャルが流れているかよくわからないのだが、おおよそテレビCMと言うのは雰囲気先行でその製品の実を表すものはあまりないように思う。クルマが走って竜巻が起きたり稲光が光ったり、見てて…

「これまでを振り返りまして…」

かつての3日毎、4日毎の投稿から一週間毎の投稿になり、内容もかなりたどたどしいものになっていたのはご存知のとおりです。 以前は書きたいことが色々あり、折にふれ書き溜めていたことを夜間や休日に記憶を掘り起こしながら投稿するのは楽しみでもありま…

「正しい運転」

自分の運転は正しいと思っている、大抵みんなそうだ。 でもその思い込みはかなり怪しい、正しくない場合も多い、そう思う。 だってわたしはかれこれ40年(四捨五入したらね)近くクルマを運転しているが、その時その時つねに正しい運転をしてきたつもりなの…

「ネタがないので」

すみませんGWで遊び呆けていてストックがありませぬ。 いよいよこのブログも末期症状かと思います。 …でここ数ヶ月、たまった質問にお答えします。 Q フェラーリは二度と買わないのか? 万に一つの確率があるとすればGTC4ルッソかもしれません。フェラーリと…

「クルマの中の過ごし方3」

30年以上、運転していると車内の過ごし方も変化する。 ある時期、クルマの中で朗読を聴くのがすきだった。 オーディブルというのをご存知だろうか。以前はオーディオブックと呼ばれたこともある。 ほとんどが本を朗読したデータ配信で朗読ラジオのようなもの…

「クルマのなかでの過ごし方 2」

前回、若かりしころ夏の雨の中、伊豆を走った時のクルマと音楽と風景の記憶を書いた。 当時はカーナビなんてものはなく。クルマの中に地図をおいておくのが普通だった。 当時のドライブは適当に走り回った。地図はクルマの中においてあったがほとんど見ない…

「クルマのなかでの過ごし方」

クルマのなかでどんなことをして過ごすか、という話し。 かつて営業車で都内を目指す時はAMラジオを聞くことが多かった。FMラジオは音楽ばかりで聞いたこともない曲を聞かされるのは苦痛で、女のDJの空気のような喋り方が馴染めなくてほとんど聞かなかった。…

「みんなのくるま」

仕事で多くのスタッフにクルマを運転させている。荷物を持ちながら身体の負担が少なく機動性よく移動するにはクルマが一番いい。 十数台の車両が年間、何十万キロも走る。一年で月まで行って帰ってくる距離だ。あまり口には出さないがかなり責任を感じている…

「クルマは雰囲気をはしる 2」

前回のつづき。雰囲気を感じながら走る、について。 運転していると前を走るドライバーが何を考えているのか分かったり、数秒後に何が起きるか予想できたりする。このブログを読んでいる人も大抵そうだと思う。「わからない」、そう思った方も明日、クルマを…

「クルマは雰囲気をはしる」

前回、レベル2の自動運転について書いた。そのつづき。 街をふつうに歩いている時、人は前から歩いてくる人にぶつからない。ラッシュアワーの駅構内であれば別だが、前から歩いてくる人の動きを凝視しなくてもぶつからない。 不思議なことに相手の目を見て、…

「レベル2自動運転」

ここ数ヶ月、レベル2の自動運転を作動させて走ることが多い。高速道路だけでなく一般道でも試している。 高速道路(信号や交差点のないバイパスも)の混雑時には重宝する。ただしこの重宝というのは運転が楽、というレベルであって、運転をクルマに任せると…

コルベット グランスポーツ

先日、現行コルベットに乗る機会があったのでその時の印象を書いてみる。 実はコルベットに乗るのはこれがはじめて。 「今のコルベットはイイですよ。ガチッとした本物のスポーツカーです」、 そう薦められた。 今をさかのぼること35年前、通っていた学校の…

「あらためて フェラーリF12の最後 その4」

F12のことを振り返っておりますが、今回が最後です。 色々とF12の気になったところを書いてきたけれども、F12の記憶の濃さというか深さはそれほど濃くも深くもないのだった。むしろあっさり、薄いものだと言っていい。 それはF12で長い距離を走らなかったこ…