フェラーリ買うか、買わないかの巻3 「オプションなににするか」
色以外のオプションはどうしようか。
まだ買うと決めたわけでもないのに色やらオプションやらを気にしているのは順番が逆だけど、「買うとしたら」という仮定であれこれ考えている。
車体色や内装色はまた考えるとして、ホイールはどうしよう。標準のままにするか、オプションのホイールにするか…。たしか鍛造のダイヤモンド仕上げは70万以上したなぁ。オプションのホイールはすごみのあるデザインと色だ。ちょっと癖がある感じ。
セールスマン氏は純正オプション以外のパーツを装着するとメンテナンスフリーの契約対象から外れるのでお勧めできないと言う。フェラーリはアフターパーツもいろいろあるので納車後に自分でそれらを取り付ける選択肢もあると思っていたが釘をさされた気持ちだ。
ちなみにフェラーリは多額のオプションの取り付けを勧めてくると言われている。これは半分ほんとで半分ウソだった。
セールスマン氏にオプションの事をたずねると、
「3、4百万円は普通ですね。時には1000万円のオプションを付けられる方もおられます」という。「おすすめのオプションってありますか?」と水を向けてみると、あれやこれやと450万円のオプションを見積書にしてきた。
「フェラーリの純正オプションはリセールでもしっかり査定させていただきますので損はございません」という。そうは言っても450万のオプションを売却時にそのまま450万で買い取ってくれるわけではないだろう。
ただ、セールスマン氏の名誉の為に言っておくが、「お勧めは…」、というだけでそれ以上のセールスはなかった。
「フェラーリは基本的な装備は充実しておりますから、あまりオプションを付けられないお客さまもけっこういらっしゃいます。お客さまのお好きになさってください」と言う。無理に勧めることはない。
以前も書いたがポルシェは極端なオプション政策をとっている。なにからなにまでオプションだ。電動格納ミラーやリアワイパーもオプション。
雑誌のテストリポートはオプション満載の車両で行わせる。サスペンションや駆動系も高度なオプションを付けた車両でレポートさせる。それらの装置をオプションで付けると3、4百万になってしまう。
セールスマンもはっきり言う、
「これらのオプションの有る無しではぜんぜん違いますよ。別物ですね。先ほどご試乗いただいた911もオプションの◯◯と◯◯がついています。先ほどの乗り心地がお好きなら同じオプションをお付けいただくことになります」
「で、どんなオプションが付いているの?」と聞いたら780万円のオプションが付いていた。2000万円を超えている。
ポルシェのやり方なのだろう。
ポルシェは輸入スポーツカーでダントツの販売量だ。みな納得しているのだからこれで良いのだろう。
う〜んF12のオプションなににしようか…。セールスマン氏いわくオプションで「走り屋風」、「ジェントル風」、いろいろ演出できるそうだ。ホイールをダークにしてブレーキキャリパを目立つ色にする。たしかに走り屋風になる。
わたしはおとなしい感じでまとめてみよう。