フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「自動車雑誌読んでますか」の巻3 白いカウンタック

カーグラフィック誌のつづき。

カーグラフィックのスーパーカーを扱った記事のなかでおぼえているのが白いカウンタックLP500の記事だ。LP500を印象づけるあのリアウイングが付いていたか、いなかったか記憶が曖昧だ。

「カーグラフィックはくだんのスーパーカーブームと一線を画すため、積極的にこのクルマを扱うことを避けてきたが…」うんぬんで始まる記事だったように思う。白いカウンタックと青空の対比が綺麗な写真が掲載されていたと記憶する。

同じように外国発の寄稿で白いカウンタックの記事があったと思う。内装も白でガラスが淡いブルーに着色されていたのが強烈にカッコよかった。

ん? いや。記憶が混乱しているかもしれない。白い内装にブルーの着色ガラスはカーグラフィック編集部の記事の方かも知れない。このあたりは30年前の記憶なので間違っていたらお許し願いたい。

 

ウェブで「白いカウンタック」で検索するとたくさん出てきます。おそらくその中の個体のいずれかがカーグラフィックに掲載された車両だと思います。(今、見てもかっこいい〜)

 

クルマそのものの記事ではなかったが、イタリア在住の工業デザイナー細江勲夫氏の連載も面白かった。当時ぼくは工業デザイナーと言われてもクルマのデザイナーくらいしか思い浮かばなかったが、氏の連載でクルマ以外の工業デザイナーの活動を知った。

たしか2年くらい連載が続いたと記憶している。理知的な工業デザインの世界を知った。クルマと直接関連のない連載だったが強く印象に残っている。クルマのデザインも工業デザインの範疇に入るが、かなり情緒的、アーチスティックな世界のように思われる。

 

こうして30年以上前の自動車雑誌を思い出したりしているとむかし見たクルマが魅力的に思い出される。上に書いたフェラーリ512BBやランボルギーニ カウンタックはもとより、ランボルギーニ ミウラやフェラーリ デイトナは今でもかっこいいと思う。

フォードGTも子供の頃ミニカーであこがれた(ニュースで見たが、新型が発売されるらしい)。ランチア ストラトスもかっこ良かった。じつはランチア ガンマも良かった。スポーツカー以外2ドアセダンスタイルもかっこいいのだと強く思ったのはこのランチア ガンマ以降からだ。BMW635iもかっこ良かった。

シトローエンCXもいい。SMももちろんよいがCXの方が一般的で好感がもてる。いま、シトローエンがあのSMのイメージを再構築した2ドアクーペを発売したら興味深いと思う。それがだめならC6の再発売をしてくれないものか。

国産車も好きなクルマはいろいろある。二代目ソアラ、四代目セリカ、10代目コロナSF、三代目ビスタ(1980年代後半から1990年代前半のトヨタデザインは上手いと思う)。二代目レパード、ピアッツァ、S13シルビア、四代目と五代目の三菱シグマ…ほかにもあるがもはや自分以外、誰も理解できないことを書きつらねることになるのでここでやめておく。