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フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「クルマを扱ったテレビ番組」その2 トップギア フェラーリF12の映像

前回の新車情報(古い番組だ)やカーグラフィックTV以外、クルマを扱ったテレビ番組は見た記憶がない。所ジョージが出てくるクルマ番組があるようだが見た事は無い。

 

日本のメディアにおいてクルマの取り上げ方はスポンサーシップと切り離せない。日本では自動車メーカーの機嫌を損ねるようなインプレッションをするテレビ番組は作りにくいのだろう。自動車メーカーを怒らせないところで寸止めしつつ批評するのが自動車ジャーナリズムなのかもしれない。

 

クルマを扱ったテレビ番組で好きなのはBBCのトップギアだ。BSフジで放送されているしDVDも発売されている。

トップギアは硬軟取り混ぜた内容で見ていて飽きない。トップギアのレギュラープログラムは話題のクルマ、発売間もないクルマのインプレッション、有名人によるタイムトライアル、毎回変わる企画物で構成される。1シーズンに一度、連続物の大型企画がある。プレゼンテーターはジェレミー・クラークソンとジェームズ・メイ、リチャード・ハモンドの三人。各々、持ち味があってキャラクターが定着している。

冒頭のインプレッションは三人が持ち回りで行う。この映像は凝っている。プレゼンテーターのインプレッションは自動車雑誌の項目をおった評価ではなく、そのクルマを走らせた印象そのものを時に大げさに、時に辛辣に表現する。これを自動車評論と言えるかと聞かれれば違うと答えるしかない。でも一般人のクルマの評価や印象はトップギアのプレゼンテーターの感覚に近いだろう。

この三人評価軸がすこし違っていて、スタジオトークで対立することがありおもしろい。

インプレッション映像はプレゼンテーターのドライブと車内トーク部分に加えて、プロのドライバーによる追加映像も加わるし、スタジオに車両を持ち込んでデザインを特徴的にとらえる凝った映像も入る。時間とお金をかけた作りになっている。

 

歯に衣着せぬインプレッションは日本ではむずかしいだろう。BBCはスポンサー収入で運営されていないからこうした放送が出来る。日本のNHKも立場は同じようだが、私企業の社名を出すこと自体禁止している。BBCもNHKもスポンサーシップから独立しているがやっていることは正反対。自由に扱って好きに批評するBBCと不偏不党を標榜し一切扱わないNHK。

NHKにお金をはらっている身としては、「一切扱いません」ではなく積極的に取り上げてもらいたいところだ。

まぁNHKは「プロジェクト エックス」のような前科がある。

お金を払えば、「すばらしいらしい感動ストーリー」や「仕込みヤラセのインプレッション」を作ってしまいそうだから期待しないほうがいい。

 

トップギアに話しを戻す。レギュラープログラムではなかったが、先日放送された「ジェームズ・メイの国民車」と、ジェレミー・クラークソンとジェームズ・メイの「史上最低のクルマ」は秀作だと思う。

ちなみに「ジェームズ・メイの国民車」ではホンダカブが世界に冠たる国民車のひとつに上げられていた。「史上最低のクルマ」はなんとレクサスCSが選ばれてしまった。もっともレクサスはLF−Aが最高のスポーツカーのひとつに上げられていたからプラマイゼロだ。

 

残念はことにジェレミー・クラークソンがBBCプロデューサーに暴力をふるったことでトップギアは放送延期。結果的にジェレミー・クラークソンら3人のプレゼンテーターはトップギアを降板してしまった。残念至極。

トップギアのジェレミー・クラークソンのF12インプレッション映像は番組公式YouTubeで見られる。雨の中を疾走するF12の映像は大変な迫力がある。時間とお金をかけた映像だ。

https://www.youtube.com/watch?v=U_ed8pBMel4

458イタリアはこちら。430と加速競走した後、ジェレミーのインプレッションとスティグのタイムアタックの映像だ。

https://www.youtube.com/watch?v=xgKjp1pq7iI