「洗車のはなし 理想の洗車環境を考える」
前回、洗車の話しを書こうとしたがデザインの話しになってしまった。
今日は元の洗車の話題にもどそうと思う。
洗車をするのはきらいではない。好きだ、と書かないのは、それほど頻繁に行わないし、洗車が上手くないからだ。ネットで見ると高度な洗車のノウハウをもった方がいてその理論と実践方法に敬服する。
でも洗車をするとクルマも気持ちもスッキリする。
いつだったか夏休みにクルマを2台、ボディも内装もすみからすみまで洗車したら一日が終わってしまった。
午前中からはじめて夕方までかかった。下手で効率がわるいからこういうことになる。
でも、洗車が終わってシャワーを浴びてビールを飲んで、
「いゃ〜 洗車だけで今日一日終わってしまった」、
と言いながら、気分は悪くない。
理想の洗車環境を妄想してみた。
夏も冬も洗車することを想定すれば、夏は屋外だが屋根のある環境が好ましい。ボディを洗うことだけ考えれば屋内でも良いのだが、内装を掃除するときエンジンをかけてエアコンを回しながら行いたいこともある。エンジンかけるならやっぱり屋外がよい。
ようはシャッターなりでしっかり雨露をしのげてドアやテールゲート、ボンネットを全開にでき、水道ホースなどが自由に取り回せる広さの車庫と、その車庫前に同じような広さの屋根つきスペースがあればいい。
てことは、車体が5m×2mだった場合、テールゲート、ボンネットを開けて洗車道具と洗車作業を妨げないスペースとして7m×5mのスペースが屋内に必要だ。
クルマは3台横並びが理想。
3台だと横方向は2台同時にドアを開けないので12m。(実際には9mで3台並ぶのだが。今回の妄想は、「洗車ができる車庫」というお題なのでぜいたくなスペースをとってみる)
この車庫の前に屋根つきのスペースがあればいい。エンジンをかけて洗車する場合はこの屋根の下でおこなう。
屋根の長さは3mくらいは必要だ。クルマの全長すべてをシャッターより前にだすと5mの屋根になってしまうが、それだと車庫が奥まってしまうので薄暗くなる。3mにしておこう。
冬は水が冷たいので温水器をつけておく。高圧洗浄機や業務用掃除機(水を吸ってもこわれないやつ)、コンプレッサーもあった方が良い。
これだけのスペースがあれば雨の日にも洗車が出来る。洗車だけしてまた車庫にもどす。理想的な雨の休日の過ごし方だ。
しかし、こんな理想の洗車環境をつくるにはどんだけの広さとお金がかかるんだろうか。
ま、妄想だからね。
ナンバープレートやフロントバンパーについた虫取り、ホイールハウスの泥やボディ下側のピッチ除去、ホイールの鉄粉除去、ワイパー下やボンネット、トランクリッドのすき間にたまった土ぼこりの掃除、ガラスの油膜取り。
ボディを洗うまでにずいぶんと前準備がかかる。今はガラスコーティングをしているからワックスはいらない。ボディのシャンプーは後工程にちかい。
ボディを拭きあげたら、こんどはガラスの撥水コートをする。
わたしはガラスの撥水コートが好きだ。洗車よりも撥水コートが好き。
会社からあてがわれた営業車でもガラスの撥水コートだけは欠かさずやっていた。
撥水コートしたあと水滴がキレイに飛んでいくと気分がいい。
雨の運転は好きではないが、塗ったばかりの撥水コートで水滴がきれいに流れるとそれだけで気持ちが晴れる。
んで、今度は車内清掃…。といきたいところだが、近くにベンチを置いて一休みしながら洗車をする。あたたかい季節なら軽くビールでも飲みながら一服する。(運転しないからね。自分ちの敷地で車庫入れするだけだから…)
で、気を取り直して車内清掃。
カーペットから掃除機かけて基本的に吸ってほこりとり、次にコンプレッサーでエアブロー、インテリアのウエス拭き、最後にガラスの内側を拭きあげておしまい。(最近、からだが固くなったせいかリアウィンドウの拭きあげで肩がつるようになった…)
じっくりと本革シートの手入れをする気力も残っているだろう。
洗車用のいろいろなケミカル剤を試すのはなかなか楽しい。オートバックスなど自動車用品店ではケミカルコーナーしかいかない。
こんな理想的な車庫と洗車環境があればたのしい休日が過ごせそうだ。
もっともここに書いたような念入りな洗車作業は年に3回くらいしかやらない。それ以外はボディの水洗いを月一回する程度だ。
あ〜あ こんな車庫つくれないかなぁ…。
はい、妄想終了。