「輸入車のライトコントロールスイッチは使いにくい」
輸入車と日本車をとっかえひっかえ乗ることが多い。
日本車で使いやすいのがライト関係のコントロールがステアリング右側レバーに集約されていることだ。ライトのオンオフ、方向指示器、パッシング、ハイビーム・ロービーム、フォグランプがレバーひとつにまとめられている。
これは系統だっていて使いやすい。
輸入車はたいていライトのスイッチはダッシュボード側にある。走りながらめくら操作がしにくい。車両が止まった状態でスイッチのマークを見ながら操作するしかない。
輸入車のこうしたライトスイッチを便利だという人がいるが理解できない。
むかしに比べるとクルマの操作スイッチ、レバー類は多種多様になってきた。
かつてシフトレバーはマニュアルだろうとオートマチックだろうと位置は同じだった。クルマを乗り換えても大体、基本操作は同じだった。
今や、シフトレバー(レバーだったりスイッチだったり)はフロアにあったりセンターコンソールにあったりステアリングコラムにあったりする。まさに多種多様。
シフトチェンジもアクセルもかつての操作はエンジンなりギアボックスなりに直結され、手の力、脚の力そのものがエンジンやギアボックスに伝わっていた。
今はアクセルもシフトレバーもすべて信号に変えられてモーターやアクチュエータがエンジンやギアボックスを動かしている。スイッチやレバーは機構的機につなげる必要がない。どこでも自由に配置できるのだ。
こんな古臭いわたしが理想的な操作環境を考えれば、以下のようになる。
(ひさしぶりの妄想です)
ギアチェンジはパドルシフトが良い。慣れるとやっぱりパドルシフトは便利。でもシフトレバーも復活させたい。片手運転になってみシフトレバーで変速できるメリットは大きい。シフトレバーは前方シフトダウン、後方シフトアップだ。
このシフトレバー部に走行モードの変更スイッチやサスペンションの変更スイッチがめくら操作できるように配置したい。これらのスイッチは走行中、目視確認せずに操作できることが重要だ。
ライト関係とワイパー類は日本車の通常のレバー配置でよい。この部分については日本車の配置がベストだ。
余談だがわたしはワイパーのレインセンサーに満足したことがほとんどない。
拭いてもらいたいタイミングと微妙にズレる。たいていワンテンポ早い。いっそのこと無段階調節式(といっても4段階くらいだと思うが)の方が精神衛生上、良かったりする。
今のクルマは高度なクルーズコントロールシステムが付いている。高速道路や幹線道路ならほぼペダル操作せずに走行できる。典型的な怠け装置だけれど渋滞では非常に助かる。一度使うとやめられない。
このクルーズコントロール、設定速度や車間設定、再スタートのスイッチなど、運転しながら操作する項目が多い。ステアリング近くにレバーを設けるメリットは高い。ということでライト関係とワイパー類につづく3本目のレバーとして配置する。
で、クルーズコントロールのレバーを設けたのでその対称位置にもう1本レバーを追加したい。
このレバーにはハザートランプ、ナビの現在地、縮尺変更などなど比較的頻度の高いスイッチをここに集約させる。ただハザードもナビ操作も従来のスイッチも残しておく。
ステアリングコラムからはえたレバースイッチは8系統くらいのスイッチを仕込むことができる。ハザードや現在地、縮尺変更の他はユーザーカスタマイズできるようにしておく。
言い忘れた。パドルシフトは固定式が良いと思う。ステアリング連動式は街乗りでは不便だ。
その固定式パドルシフトはなるべく大きい方が良い。右のパドルシフトは1時30分〜5時くらい、左のパドルシフトは11時30分から7時くらいの大きさがいい。これくらい大きいと左手で右側のパドルを操作できる。
わたしはオーディオとか電話はあまり使わない。このあたりはステアリングスイッチに集約されていればいいのではないか(あんまり真剣に考えてません)。
だいたいわたしが理想とするクルマの操作環境はこんなところだ。
あなたはどんな操作環境を望みますか。