フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「フェラーリの駐車場をさがす」

先日書いたとおりわたしのフェラーリが生産中である。

メールに添付されていた写真を見る限りわたしが注文したF12と思われる。思われる、と言うかなにかの手違いでない限りわたしのF12に間違いないだろう。

「まだまだクルマは来ないから(納車は先だから)」、

とのんびり構えていたのだが納車される前に駐車場の課題を解決しておかなければならない。

4月22日のブログにも書いたがフェラーリの駐車場の状況(保管状況)は車両保険の審査の重要条件なのだ。

クルマが盗まれたり傷つけられたりするような駐車環境では車両保険の審査が厳しくなる。

厳しくなる、とは保険料が非常に高くなるとか、そもそも保険加入自体を断られるということだ。

いつもの保険代理店さんと話しをしていて、

「そんなにフェラーリの車両保険がややこしいなら、いっそ車両保険入るのやめようか」

と言ったら、

「いや、絶対入るべきです。なにかあったら後悔しますよ」

「でも知ってのとおり、わたしは事故歴ないし、かるい自損事故だけだから…」

「同じようなことをおっしゃる方で1600万のBMWを自損事故で全損された例があります」

「…全損ってことは、ゼロ?」

「はい、1600万円が消えてなくなりました。駐車場さがし、わたしも協力いたします。車両保険つけましょう」

「うん、オレももう一度がんばるよ。駐車場さがし」

 

月極駐車場を検索するサイトは複数ある。すこしで安く月極駐車場をさがすにはこれらのサイトは役立つかも知れない。

しかし今回の駐車場の必要条件、1屋内保管、2部外者の立ち入りが制限もしくは記録される、3車幅が2m、という項目を設定するとま〜たくヒットしない。ま〜たく。

条件その1、屋内保管。さすがにフェラーリを天日にさらすわけにはいかない。屋内に保管する。そもそも屋外保管はセキュリティの上でアウトである。

条件その2、はまさに車両保険の重要条件だ。車両盗難犯やいたずら目的の人間が入れないようになっている、もしくは入る時に防犯カメラに記録されるということだ。

条件その3、車幅が2mとはF12の車幅が1942mm、後輪外側幅が1933mmあり、機械式パレットでは入るのがむずかしいのだ。このあたりの事情はぜひ4月24日を読んでいただきたい。

 

「ネットでは露天砂利ひき駐車場にボディカバー2重にして停めてる人がいるらしいよ」

「保険会社が難色をしめすでしょう。4000万円の新車ですから」

「防犯カメラは重要なの?」

「抑止効果はあります。保険会社の審査上も非常に有利です」

「警備会社の追跡装置とかは?」

「保険会社の審査にとってはプラスだと思います」

 

都内の地下駐車場ならこの3つの条件はクリアできる。そこにボディカバーをかけて駐車するのだ。

保険会社の審査も通るだろうとのこと。

でもわたしの家から都内までどれだけの時間がかかるか、何キロ走る必要があるか…。いちいちそんな時間をかけてクルマに乗りに行くのは不合理きわまりない。駐車場として本末転倒もはなはだしい。

自宅近くっていう設定もずいぶんゆるくした。自宅を中心に2キロで設定した。歩いて20分かかるがしょうがない。でもヒットしない。

「ど〜するかね?」

「ど〜しましょうか…」