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フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「中国くるま事情ふたたび 中国人 運転マナー」

YouTubeを見ていたら中国の自動車事故の映像がアップされていた。そこでひさしぶりに中国の自動車事情の話し。

10年くらいまえの中国の交通事情はとても危険だった。

信号無視、逆走、過積載、路上故障、大型車のバースト、横転、車両火災、人身事故。

道路の突然の陥没や障害物の放置は普通。水はけを考えずに作られた道路は夕立で冠水してクルマ数十台がエンスト、大渋滞なんてこともあった。

片側3車線のアスファルト道路が突然、片側1車線の泥道になるなんていたるところにある。それも3車線をパイロンやガイドポストで徐々にせばめて、なんてことはしない。いきなりコンクリートブロックで2車線をふさいで規制する。当然、そうしたコンクリートブロックに気づかず激突したり乗り上げたりするドライバーがあとをたたない。

事故もいたるところで発生する。大型トラックが観光バスの横っ腹に直角に激突しているのも見たし、交差点の真ん中で横転したトラックの下敷きになっている乗用車やオートバイも見た。

一日一度は日本ではそう見られない重大事故を見る事が出来た。

ドライバーや歩行者のマナーも発展途上。

片側3車線の高速道路を横断しているクワをかついだ農夫をよく見た。

荷台に子供達をあふれんばかりに乗せたトラックがすごいスピードで走って行くのも見た。(人さらいか!と思った)

ちなみに当時、シートベルトは締めている人はほとんどいなかった。

オートバイは夫婦と子供の3人乗り、ヘルメットかぶらない。この親子3人のりバイクが時速50キロくらいでびゅんびゅん走っている。もちろん転倒しているオートバイもたくさんみた。

 

歩行者はところかまわず道を横断する。片側3車線だろうが普通に渡る。クルマが走ってくるのを知りながら横断を始める。クルマとぶつかるギリギリのところまで歩いてくる。クルマがよけるかすれ違うかの間合いまで無頓着に歩く。

ドライバーも歩行者をそれほど気にかけない。

歩行者に差はない。老人からブラウスを着たお姉ちゃんまで同じことをする。ちなみに歩行者は絶対にあわてたり走ったりしない。ゆうゆうと歩いて渡る。

これがいたるところで繰り返される。

日本でも歩行者が道路を横切る事はある。しかし歩行者はクルマの来ないタイミングをはかるし、ドライバーも危ないと思えば速度を落としたり車線を変えたりする。

中国ではそうした注意や回避行動はない。

中国に慣れたころある人に言われた。

「中国人は運動神経が鈍いです。すばやく動くとかえって相手をかく乱することになる。ゆっくり動いた方がむしろ安全なんです」

ほんまかいな、と内心思ったが、たしかに中国人が走って道路を横切ったのは見た事がない。

日常的に接していて中国人は日本人より運動神経は鈍いのではないかと気づいた。

「ゆっくり動いた方がドライバーをあわてさせない」、

というのは合点がいくように思えた。

ちなみに中国の街中で走って道路を横切るのは、まず間違いなく日本人だった(身なりや持ち物でわかる)

 

道路の横断に限らず中国人はまず走らない。日本人はあわてたり気がせいたりするとすぐに走るし、身振り手振りが早くなる。中国人はそういうことはない。

仕事上のトラブルでこちらは気がせいて走り回り、あれやこれやと対処しているのに、トラブルの原因になった中国人の担当者は表情もかえずに悠然と構えている。

「ふてくされてんのか?こいつは?」、

と思うがそうではない。まずいと思っているし、なんとかしようとしているが、表情や動作は変わらない。

中国人というのはそんなものなんだと、そのうち慣れた。