フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「売上げと、あなたのフェラーリの関係は」

前回のつづき。

購入したフェラーリがメインのブログにしないといけません。

フェラーリ全般を扱うブログにすると税務署は購入したフェラーリとブログの関係、ひいては購入したフェラーリとブログ売上の関係を疑うことになります。

フェラーリは一般の人も良く知っています。

F1のことはニュースでも取り上げられているし、自動車雑誌には頻繁に掲載されています。

だからフェラーリのブログを書いて売上げがあったとしても、あなたが購入して乗りましているフェラーリと直接の関係がないのではないか、と税務署は思うのです。

「べつにフェラーリを買って乗り回さなくてもブログ書けますよね?」、

と指摘してくる可能性が高いのです。

たしかに自動車雑誌はフェラーリを買わずにインプレッションを書いて雑誌を売っています。

 

フェラーリに限らずいろんな趣味のブログも同じ指摘がくるはずです。

たとえば、鉄道模型が趣味の人がブログを開設します。ブログで売上げがあったとしましょう。

趣味の鉄道模型のブログを書いてその鉄道模型の記事に誘因されてブログ収入が発生します。 そこで税務署に、

「あたらしく鉄道模型を購入する。鉄道模型とジオラマ含めて50万円のお金をかける。これは営利事業だ」、

と言ったとします。

おそらく認められないでしょう。

ゴルフが趣味の人がゴルフのブログを立ち上げて、打ちっぱなしの代金やゴルフコース代を税務署に掛け合ってもおそらく結果は同じです。

もっとも鉄道模型のブログの収入が80万円とか100万円あったら別です。認められるかもしれません。ただ50万円の新しい鉄道模型とジオラマがブログ収入に結びついた関係性は質問されます。この説明は自分でやらねばなりません。(税理士さんに頼む事もできますが、税理士さんもあなたにくわしく事情や説明資料を求めてくるでしょう)

そういう点ではブログというのは税務署にとって事業性を想定しにくいのです。 (ここで疑問がわいたはず。鉄道模型とジオラマの50万円を認めてもらうとして、それがどうなる? 50万円がどこに行ってどうなるの?と思われるでしょう。これは次回以降の話しにします)

 

ブログのことはこの辺にして次の営利事業を検討しましょう。

レンタカー事業。 レンタカー事業は税務署も確実に認めるでしょう。

そうです。フェラーリのレンタル業。これなら税務署は文句を言いません。

なんで? 

要するに自動車のレンタル業はだれでも知っている。多くの企業が参入している事業です。

税務署も自動車レンタル業という公知のものに文句は言えません。

フェラーリのレンタカー事業はあり、です。

なので、フェラーリの購入代金も経費に入れられます。車庫代も任意保険もメンテナンス代も認められます。