「フェラーリF12 リファレンスガイドとオーナーズマニュアルが違う!」
リファレンスガイドを眺めているとセンターコンソールの写真のスイッチ配列が違うことに気付く。
わたしのF12はドライバーに近い方からLAUNCHスイッチ、AOTOスイッチ、Rギアスイッチだった。しかし、リファレンスガイドの21ページの写真ではAOTOスイッチ、Rギアスイッチが入れ替わっている。LAUNCHスイッチ、Rギアスイッチ、AOTOスイッチの順だ。
「そんなはずないなぁ」、
今から車庫に行って確かめてもよいが、記憶はかなり確かだ。 そこでオーナーズマニュアルをたぐって確かめてみる。
オーナーズマニュアル76ページにセンターコンソールの説明があった。 配列はわたしのF12と同じ。LAUNCHスイッチ、AOTOスイッチ、Rギアスイッチで記載されている。リファレンスガイドだけ違っているのだ。もしかしたら初期のF12の配列はこうであったのかも知れない。(ご存知の方、おられますか)
しかし、このフェラーリのマニュアル類、写真のクオリティがひどく低い。
どんな風に低いかというと、まず撮影時の光のコントロールをしていない。そしてアングルと画角をまったく調整していいない。
たとえばスイッチの写真。ストロボ撮影しているのだが、ストロボ一灯をスイッチの正面から当てている。スイッチのある一部分だけハイライトで光り、それ以外の部分に暗い影が出ている。
ライトコントロールスイッチの写真では円形のスイッチの一部にハイライトが出来て、そのスイッチの周囲は影が暗く写り込んでいる。 デジカメの内蔵ストロボで、それも手持ちで撮ったのではないか。
「お〜い、取扱説明書の写真がいるんだ。撮ってきて」
「スイッチの写真ね。OK」、
フェラーリの社員が手近にあったデジカメをひょいと持ち出し、F12の現車にやおら乗り込み、パシャ!
「はい、撮れたよ」
こんな感じの写真だ。 昔のヤフオクの個人出品の写真である。 べつにフェラーリの取扱説明書の内容、品質にこだわるつもりはまるでない。カッコをつけないところはむしろ好ましいと思う。
オーナーズマニュアルの大雑把写真の例
助手席のエアバック表示の写真はひどく斜めから撮影されている。ドアを開けて車外から撮影したのだろうか。 その下、車両識別の写真は識別プレートを横倒したまま掲載している。プレートの上側と下側で光量が著しく違っているし塗装されたフレームの一部がストロボの反射で光っている