フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「フェラーリF12の車両感覚」

F12の車両感覚を鍛えよう。

昨日今日で運転ポジションはほぼ決まった。これが決まらないと車両感覚の大元が定まらない。 シート座面横のスイッチプレートのメモリーボタン(シート、ステアリング、サイドミラーの位置が記憶される)を押す。

このメモリーボタンは3つある。そのうち街乗り、高速の各々のポジションを記憶させようと思う。

クルマがほとんど通らない場所でF12の左ミラーの端をアスファルトの白線に合わせて停めてみる。

F12から降りて確認すると思ったとおりミラー端は白線に寄っていない。

左ミラー端と白線は20センチ以上離れている。 予想通りまだ、車両感覚が備わっていない。F12を大きく感じている証拠だ。

もう一度走ってミラー端と白線を合わせる。おもてに出て確認すると今度は数センチまで寄っていた。 そこでシートに座り直し視界を確認する。 白線がフロントウィンドの下端のどの位置に見える(わたしの座高とシートポジションではF12のフロントフードは見えずフロントウィンド下端に前方路面が見える)か確認する。

できればそのフロントウィンドウ下端の位置にポストイットなんかを貼ってしまいたいところだがフェラーリなのでやめる(ダサいでしょ)。

発進してふたたび同じように白線に寄せて停め、また確認する。これを2度ほど繰り返した。なんとなくわかってきた気がする。

 

同じように今度はフロントバンパー先端を基準合わせる。

とある駐車場の街路灯の鉄柱を基準にした。おおよその感覚で寄せてから降りて確認すると80センチ以上(!)手前だった。

さっきは路面の白線とミラー端だからぶつかったりしないのだが、今度は鉄柱相手だから怖い。でも80センチは離れすぎ。せめて20センチくらいの車両感覚がなければ駄目だ(いやフェラーリだから30センチでも良いか…)。

80センチ。やはりF12は前が長いという意識がある。

ドアを開け地面を見ながら50センチ前進させる。 慣れない、アタリがついてないDCTはまったく扱いにくい。左足ブレーキでもギクシャクする。

鉄柱、20センチほどにF12のフロントノーズを近づけられた。サメの頭のようなF12のフロントバンパーが鉄柱の根元に噛み付こうとしている。

この状態であらためてシートポジションから視界を確認し、鉄柱との距離感を記憶する。

つぎに鉄柱の左右方向の延長線をサイドウィンドウ上で確認する。延長線はサイドウィンドウ越しのドアミラーの下端あたりに来た。左右が空いた駐車場ではサイドウィンドウ上でクルマの前端を目測すると便利なのだ。

F12を降りて鉄柱からヘッドレストの位置を見る。やはりF12は今までのクルマのなかでもっとも後ろにシートポジションがある。

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ファミリーカーのエアコンと変わらないデザイン。フォントやインデックスを緻密なデザインするだけで印象が締まると思うが…。