「F12を洗車する フロントグリルのクロームメッキ仕上げ」
前回、F12のフロントグリル、ブレーキ冷却フラップは黒つや消し仕上げになっていて…のつづきです。
これからF12の購入を検討されている方、ボディカラーによってはオプション設定されているフロントグリルのクロームメッキ仕様を検討されたほうがよいと思います。F12の印象を少しエレガントな方向に振ってくれます。
日本だとフェラーリはやっぱり赤、追加料金なし標準色の赤でロッソスクーデリア(ROSSO SCUDERIA)か、ロッソコルサ(ROSSO CORSA)の2色、白ビアンコ アブス(BIANCO AVUS)、黒ネロ パステッロ(NERO PASTELLO)が多いようだが、欧米では違う色も選ばれている。
グリッジョ シルバーストーン(GRIGIO SILVERESTONEガンメタのような色)、アルジェント ニュルブルクリンク(ARGENTO NURBURGRING明るいシルバー)、ブル ミラボー(BLU MIRABEAUフルーメタリック)なんて日本ではなじみの薄い色のフェラーリが走っている。
これらの色を日本で選ぶとすこし外した感じがして良いと思う。(下取り価格は落ちるかもしれませんが)そして、これらの色にはクロームメッキのフロントグリルが似合うと思うのだ。
私見だが12気筒フェラーリは、おとなのフェラーリ、だと思っている。
「一生に一度はフェラーリ乗りて〜っ」、
という人が乗るフェラーリではないような気がする。
だから、12気筒のフェラーリは定番色を外すのが吉、ではないだろうか。くりかえしますがあくまで私見でございます)。フェラーリの色談義はこれくらいにして、洗車、洗車。
フロントのナンバープレートはプレートの下側がエアダム側に取り付けられている。上から吊るしているのではなく下から掲げているのである。
プラッシングホースはナンバープレートに隠れずにすんでいる。いや正確に言えば後ろ足はちょっと隠れてしまっている。リア側のナンバープレートは干渉せず納まっているが、やっぱり横長のナンバープレートの方がバランスは良い。
日本のナンバープレートは縦長でダサいなぁと思う。かつて日本のナンバープレートの形状を見直すことを検討していると報じられたことがあったが立ち消えになってしまったのは残念だ。
洗い上がってドア、エンジンフード、リアハッチを開けてボディの接合部など見てみるがきれいにプレスされて塗装もしっかりのっている(馬鹿にしてません)。パッキンのまわしも変なところはない。 フェラーリの工場のビデオを見たが生産設備は最新で、むしろ日本の自動車メーカーよりも設備更新されているように感じた。フェラーリの工場は安定稼働で利ざやが大きいからだろう。うらやましい限りだ。
エンジンルームにはカーボンファイバーのカバーが取り付けられている。このカバーは大きく分けて3パーツに分かれていた(いや正確には5パーツだったか…)。かなり大きな面積のパーツだ。
このカーボンファイバーのカバーが額縁効果になっているのか、V12エンジン様はひときわ綺麗に演出されている。エンジンを赤く塗装するのはフェラーリが始めたのだろうか。くわしく知らないが、エンジン赤く塗れるのはやっぱりフェラーリなんだろう。他のメーカーが塗ったら真似したと言われそうだ。
これがF12のV型12気筒エンジン
型式 F140FC、シリンダーレイアウトV型65°、ボア×ストローク94mm×75.2mm
総排気量6262cc 圧縮費13.5、最高出力541kw(735ps)
HELEでない標準仕様のエンジンで複合サイクル時にリッター当り6.13kmのガソリンを消費し、1km当り380gの二酸化炭素を排出する、
とカタログに記載されているが、実際にはリッター当り4.5kmといったところ。エンジンオイル14.51リットルで潤滑し、24リットルの冷却水で冷やす。
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