フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12を洗車する フロントフードとリアハッチを開ける」

ホイールは標準仕様のまま注文した。

シンプルな5本スポークで洗うのは簡単。私見だがホイールは暗い色に塗装したりせず金属地を生かしたものの方が美しいと思う。タイヤは黒なのだし輝く金属色のホイールは引き立つと思っている。

F12は20インチホイール。カーボンブレーキシステムでダスト汚れが出ていないのは前回書いたとおり。ブレーキキャリパーも大きく、ブレーキディスクはホイール内側いっぱいに見える。車種に寄ってはリアブレーキディスクが小さく見えるものがあってあれは貧相に感じる。(無用に大径にする意味はないのであるが…)

ホイールハウスとタイヤのすき間は小さく、サスペンションのアームなどはほとんど見ることができない。

洗い上がって、F12のエンジンフードとリアハッチを上げてみる。

 

いまを去ること四十年前、ひとつのミニカーをためつすがめつ小一時間ながめていたクルマ少年のわたしが見たクルマ本のなかに、ランボルギーニミウラとフェラーリ512BBがフロントカウルとエンジンカウルを開けた写真があった。

「なんだこのクルマは!」

日本のクルマではありえないその姿に心底おどろき、心酔した。

当時の日本車といえば、千葉真一がテレビコマーシャルをやっていたカリーナでも十分すぎるくらいカッコ良かったのだ。そこへ、かのランボルギーニミウラとフェラーリ512BBの写真である。 まさに神がかったクルマに見えた。

「イタリアのクルマか…。すごいんだな」

当時、まだ世界中でクルマを作っているという確たる知識もなかった。

日本車、もちろん知ってる。アメリカ車、巨大なクルマが走ってる。たしかあのバットマンが乗ってるクルマはアメリカ車だろう。(バットマンが乗ってるクルマ、といっても、先ごろ映画に出てきた無骨なタンブラーではなく、TVドラマ版のバットモービルでございます)。イギリスはたしかオースチンとかヒルマンとか…。ベンツは西ドイツ…。フェラーリ、ランボルギーニといった社名が広く知られるようになったのはスーパーカーブームになってからだった。

 

思い出話はさておき、F12のエンジンフードとリアハッチを上げてみた。

ミウラや512BBには及ばないけれどもF12のそれも少しだけスーパーカー的な感じする、いや正直に言う…。しない、全然しない。

「なんか70スープラに似てるなぁ」

いつわらざる心境…。

あらためてネットでランボルギーニミウラとフェラーリ512BBの写真を見てみる。(是非、探していただきたい。ミウラのそれはすぐ見つかる。512BBも少ないが見つけることはできる)

現代の車体構造だとああした開き方は無理なのだろうが、実用性を別としてあの開き方をするデザインは絶対受けると思うのだが…。

さて、洗車を終わって、自分のクルマをじーっと見てるのも変態おじさんぽいのでやめにする。いつか人里離れたところでやってみよう。

 

洗い上がって、ガラス撥水剤を塗る。そうだ、F12のワイパーの払拭性能について書こうと思う。

ガラコなどガラス撥水剤が好きなのでF12にも早速、塗っているのだが、その撥水剤のせいかわからないがF12のワイパーはビビる。

正確に描写するとビビるのはドライバー側のブレードでほぼ目線のところで拭き上げ時にビビる。終始ビビるのではなくほぼ目線の位置、フロントウィンドウの上下長のほぼ中央部で拭き上げ時に3カ所くらいビビる、いやビビるというかブレードが跳ねるのだ。拭き下げ時は発生しない。

ブレードが動き始めから終わりまでずっとビビると大変不愉快だが、そうではない。ビビり音もほとんど聞こえない。発生するのも毎回ではない。雨滴が多ければ発生しない。オートモードで雨量が少ない時に発生する。結果的に雨量が少ないときはある程度雨粒がたまるのを待ってミストモードで払拭する癖がついた。

わたしは納車早々、ガラコを塗ってしまったのでこの撥水剤が原因なのかも知れない。 ただ、フェラーリのワイパー、メルセデスに比べるときゃしゃな感じがする。雨のなか300km/hで走るのはレーサー以外いないと思うがフェラーリはワイパーの払拭性能はどれくらいの速度でテストしているのだろうか。 まだ、高速道路でワイパーを使う場面に遭遇していない。いま書いたのは一般道での現象だ

 

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