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フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12はフェラーリに見えない!」

台風一過のさわやかな天気であれば、初めての2日連続運転といきたかったところだが、それほどスッキリ青空にならなかったので運転は中止。F12はまた来週(洗車も)。

かつては台風が行ったあとは晴天、がお決まりだったと思うが、最近はどぉも違う。台風が行っても、どよ〜んと曇り空というのが増えた気がする。

子供のころは台風が来ると昼間でも雨戸を閉めたものだ。だって木造平屋建て、窓はサッシュでなく木枠にガラス。玄関だって勝手口だって引き戸でゴムパッキンなどなかったから、台風がくれば閉められる雨戸は全部しめた。

昼間なのに台所や風呂場の高窓だけから曇天の光りがさして他の部屋は薄暗い。子供心にもこれはいつもと違う、台風は怖いと、雨と強風が雨戸をたたくのをじっと息を殺して我慢していた。

だから台風をものともせず走るクルマはそれだけで強い、子供心にそう思っていた。 バシャバシャと水たまりをかき分け、厚いガラスとパッキンはけして水がしみたりしない。なにせクルマは鉄のかたまりで、りっぱなシートがある。家なんかよりよっぽど強い、そう思った。

そう言えば、わたしがクルマのサスペンションを“発見”したのも大雨の時だった。 大雨警報が出て学校は一斉集団下校になった。途中、グチャ、グチャ、バシャ、バシャと音を立てながらオート三輪が近づいてきた。

オート三輪の前輪が泥水のたまったデコボコ道を右に左にハンドルを切りながらゆっくりと進むとサスペンションの伸縮がよく見える。タイヤが水たまりに入るとサスペンションが伸びる。伸びるとともにタイヤが右に左に切れる。生き物のように動くタイヤとサスペンションはわたしの目を釘付けにした。

「クルマはタイヤにバネがついて衝撃をやわらげてるんだ。ミニカーもタイヤを押すと動くから、あれと同じだ」、

オート三輪の前輪がミニカーのマネをしたというのは話しが逆だが、小学2年生の感想だから許してほしい。

長々と台風の話しを書きすぎた。

 

F12に乗った女性のおはなし。

ちなみにその女性はF12をフェラーリだと思わなかったそうな。車体後部にはFerrariと例の立派なエンブレムがあるので読めばわかるが、いきなり横付けしてドアを開けて乗り込めばF12はフェラーリと気付かれない。

一般にフェラーリは458などのミッドシップフェラーリの方が認知度は高いのかも知れない。 彼女はF12をマセラティだと思ったらしい。おそらくグラントゥーリズモと混同したと推察する。(彼女はマセラティにグラントゥーリズモという車名があることまでは知らなかった)

インテリアは好評だった。助手席正面のクローム F12berlinettaなどの光り物エンブレムは好きなのだ。なにせフェラーリ、知名度は高い。

彼女はF12になんの魅力も覚えなかった。シートが固くて乗り心地はわるい。音もうるさく、こもったり共振したりする。

経験から言えば女性はインテリアが共振するのを嫌う傾向がある。 多くの女はクルマに対して受け身なのだ。シート位置が低いのは立ち上がる動作がしづらいので嫌、乗り心地が悪いのもいや。クルマのデザインで注目されるのは良いけど、音がうるさくて注目されるのは嫌。そんなところだ。

フェラーリは女性受けが悪い。予想したことだが、やっぱりそうだった。

先頃、70歳を超える母親がフェラーリを知っていたのだ。意外だった。自分のクルマの名前を一度として覚えたことがないこの人が、

「あぁフェラーリね」、

と、言ったのだ。どこでフェラーリなどという名前を覚えたのだろう。

 

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