フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12 スタート/ストップシステム故障」

F12に乗っていたら警告音がなり左側メーターに、スタート/ストップシステム故障のトラブルメッセージが出た、のつづき…。

たしかにセンサーの過剰反応は想定できる。今、日常的に使用しているクルマも障害物感知の過剰反応が頻繁に起こるのだ。

走行中、警告音がなる。カーブの途中、おそらくカーブ外側のガードレールに反応しているのだろうと思う(確証はないが)。

でもそんなに速度は出ていない。わたしの主観で言っているのではない。なぜなら車間をあけて前後に走っているクルマに追いつくことも、後ろのクルマを引き離すこともない速度だからだ。 ようはみんなが走っている速度でカーブを曲がっている。

でも毎回、警告が出る。毎回なので実験した。

速度をすこし時速5km/h程度低くすると警告は出ない、また50cmくらいカーブの内側を走ると警告は出ない。 この5km/h、50cmに警報のしきい値が入っているのだろう。

センサーは自体は警報するわけではない。感知した値を警報とするかしないかの”はざかい”が問題なのだ。

二度、警告音にとどまらず警告ブレーキとシートベルトの巻き上げが作動した。この時もブレーキとシートベルトが作動したその”はざかい”がわからなかった。

設定上は警報音がなってもドライバーが回避行動を起こさない場合、警告の為の初期制動とシートベルトの巻き上げが作動するはず。 わたしは毎回、警告音が鳴ってもブレーキを踏むとかアクセルを緩めるという行為はしない。

その時もいつもの通りに何もしかなった。しかし警告ブレーキとシートベルトの巻き上げが作動した。その”はざかい”、しきい値はわからない。

今回のF12のスタート/ストップシステム故障の警告ももしかしたら、そうしたたぐいの警告なのではないか。

車庫に行きF12のエンジンをかけて警告がふたたび出るか、出ないか。

結果、警告は出なかった。 警告が出ないのを良いことに小一時間走ったが何事も無く車庫に戻ってこられた。

こ〜ゆ〜ものか…フェラーリ。

トラブルを経験してドライバーはクルマに馴染む。長距離を走ったり、旅行に行ったり、やばい気象の中を走ったりして、クルマは人に馴染んでくる。

もう慣らし走行は完全に終わりエンジンは8000超えまで回している。 今回のことも、F12はわたしの物になったのだ、と思えば良いのか。

一応、セールスマン氏に聞いたところ、

「たぶん過剰反応です。問題ないでしょう」、

その一言で終了。

(そ〜ゆ〜感じか、フェラーリディーラー…)

それから一週間後、またスタート/ストップシステム故障の警告メッセージが表示された。 引き返さずそのまま走り用事を済ませる為に駐車場に停め、帰宅する時エンジンをかけたが警告メッセージは表示されなかった。

今後、この警告メッセージは無視だな、そう思っていたら、また警告音とともにメッセージが出た。

「またかよ」、

また、スタート/ストップシステムかと思ったら 読んだことのないメッセージが表示されている。

「おおっ!これは…」

 

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