フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12のご購入なら 2」

前回の、わたしはF12を乗りこなせてます、はほとんどこじつけでしたが今回は、乗りこなせてません、を書きます。 

まずF12は出力が高すぎる。お乗りのポルシェでも同じだと思いますが、急なアクセルオンは危険かと思います。ユーチューブでスーパーカークラッシュなどの動画のほとんどが路面状態に気をつけずに急なアクセルオンを行ったのが原因のようです。F12も同じ。急なアクセルオンは危険だと思います。 

直線だし前に誰もいないし、警察も見当たらないからと、グイッっとアクセルを開けたりすると、ズルリとF12は横滑りしたりします。 

このまえも雨上がりの高速道路でズルっときました。夕方で交通量も多く水煙もあり車間が詰まった状態で80km/hくらい長いこと走りました。車間距離が詰まっていながら、そこそこの速度で流れる、というわたしが一番嫌な状況が続きました。で、ようやく前が空いたところでグイッとアクセルを踏みました。けして乱暴な踏み方はしてません。いつもよりはすこし強めに踏み込んだくらいです。 

でも、ズルん、ときました。ブリリンとリアタイヤがぶれました。もちろんマネッティーノはウェットモードでした。ウェットモードでも発生する!? 

これは高出力であることだけが原因ではなく、超幅広タイヤで接地面の偏りが出やすいことも原因だと思います。超幅広タイヤは速度規格も高くなります。トレッド面は硬く変形しにくく、路面の形状によってタイヤの接地状況が変化しやすい。ひいては幅広タイヤの接地面が左右均等に接しているとは限らない。 

ミシュランだピレリだの前に幅広タイヤに大パワーをかける時は左右の駆動タイヤの接地面に思いを馳せませう。 

高出力でもう一つ。このまえ、加速しているクルマは止めにくい、を久しぶりに実感しました。 

高速道路を走行中かなり遅いクルマの後ろに付きました。どうやら電話かオーディオをいじっているらしく速度は落ちていく。追い越し車線にクルマが多くて抜こうにも抜けない、イライラしつつ追い越し車線が開くのを待って、アクセルを深く踏込みました。しました。

で、それなりに強い加速をしているところで、追い越し車線にフラフラと出てきたクルマを発見。ドカンとブレーキペダルを踏みました。事故には至りませんでしたが、加速中のクルマを止めるのはなかなか大変です。 

いままで何度かF12の高出力に起因するヒヤリを経験しております。わたしは400馬力クラスのクルマを何台か乗ってきていますが、700馬力というのはかなり違います。

 

と、言うことでわたしはF12をのりこなせていません、というお話しでした。  

F12は前回書いた低速時の問題が気にならなければ充分、通勤に使えると思います。仕事程度の荷物ならラゲッジスペースも広いし積みやすいです。大きめのボストンバッグ、ビジネスバックは問題なく積めます。 一泊の出張ならOK。小さいトロリーバックなら積めます。短期の海外出張なら空港に乗り付ける事も出来ました。

どんなお仕事をされているのかわかりませんが、F12を普通にビジネスユースに使う、というのはとてもカッコいいと思います。是非、ご購入されては如何でしょうか。 

 

と、いうような事を書いていたら、なんとF12の次期モデルが発表されてます。 

Ferrari 812 Superfast 

http://gqjapan.jp/car/news/20170217/ferrari-812-superfast 

フェラーリ812スーパーファスト、 

いゃぁ こっちの方がいいですね。デザインがシャープになってます。断然、こっちの方がいい。F12はオーダーストップになっているかも知れません。オーダーストップになっていなくても812スーパーファストを買った方が良いと思います。