フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「これまでを振り返りまして…」

かつての3日毎、4日毎の投稿から一週間毎の投稿になり、内容もかなりたどたどしいものになっていたのはご存知のとおりです。

以前は書きたいことが色々あり、折にふれ書き溜めていたことを夜間や休日に記憶を掘り起こしながら投稿するのは楽しみでもありました。

しかしその投稿数も250を超えたくらいから徐々に思い浮かぶことが少なくなりました。

子供の頃からクルマが好きで少しでもクルマのことを知りたくて、見かけたクルマに近寄ったり、買ってもらったクルマの本を何十回となく読み返し全部、記憶したりしていました。

社会に出てからは望んだ仕事ではなかったけれど毎日、営業車を使って多くの時間と距離を運転する生活になりました。ガタガタの営業車ばかりでしたがクルマが動く楽しさや怖さを知ることができました。フェラーリだ、ベンツだと色々書いていますが、安物の営業車を何十万キロと走らせた経験がなければ面白さの何分の一も感受できなかったと思っています。

クルマの楽しみはメカニズムやドライブだけではありません。人の身体だけではけして経験出来ない速度や重力を与えてくれます。その感覚を味わうことは読書や運動や音楽の経験がないのと同じくらい惜しいことだと思っています。

クルマから見る風景や季節はその時の道と音や振動と共に記憶しています。わたしの場合、その記憶は絵ハガキのようにきれいに整っていない場面が多いですが、それこそがその時々の自分の仕事、境遇がつながったもので、まさにわたしの人生の瞬間瞬間を切り取ったものだと思っています。

本ブログの名前になっているフェラーリですが、フェラーリにそれほどこだわりがあったわけではありません。数年前、スーパーカーブームの記憶の中に埋れていたフェラーリをふと思い出し、今だったら買ってもいいか、短い人生思い立ったが吉日、とF12を買いました。このF12の購入から手放すまでの顛末は本ブログの初手から中盤の半分ほどを占めます。

ほぼ3年、そんなことをウダウダと280回も書いて来たわけでありますが、冒頭のような状況もあり、今回を区切りに投稿の間隔を大幅にあけて毎月1日と15日の投稿にすることにしました。

本当はこれを最後に更新を止めようと思っていたのですが、思い直して続けることにしました。

苦しみながらポチポチと文章を書いていくのも必要な努力だろう、と。一回、1000文字程度の文章も書けなくてどうする、と自分を叱った結果です。 

ということで次回の投稿は6月15日の心だ!(古〜ぃ)