フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「止まらない信号は出来ないものか 2 F12のアイドリングストップ」

赤信号で停まったものの、交差する青になった信号はまったくクルマが通らない、通ったとしてもホンの数台だけという事がよくある、のつづきです。

止まらない信号こそ良い信号ではないか。

もちろん赤信号で止めないと交差する交通をさばけないから止めざるを得ないけれども、赤信号でクルマを止めることを最小限にすることは出来るのではないか。

今の技術なら信号に停まっているクルマの台数、近づいてくるクルマの台数や速度、距離を正確に検知できるはず。交差する道路の通行量を検知して、信号の時間がその時々で調整されるシステム、そういうものが出来るのではないか。 交差するクルマが検知されなければずっと青信号のままで良いのだ。

 

 

わたしは欧州で運転したことは2回くらいしかないけども、あちらはロータリー式交差点が多い。ロータリー式交差点(ネットで調べたらラウンドアバウト交差点、って言うらしいですな)、勝手の分からないわたしには走りやすいとは見えなかったが、かの地ではあれがちゃんと機能している。日本でも導入を検討して一部、施工されたようだけれども、その後普及していないようだ。

実を言えば大昔、わたしが幼少の頃(40年以上前)は日本にもロータリー式交差点はあったのだ。主に駅前交差点が多かったが、一部郊外の交差点にもあった。ロータリー内に四方からクルマが入ってきてそれぞれ行きたい道に出て行くのだが、みんな普通に走っていた。わたしが免許を取るころには信号の十字交差点になっていた。

中国では大きな交差点は常時左折が出来る構造が多い。あれはなかなか良いと思う。ただこの形状の交差点は横断歩道が複雑になる。

大抵の場合、左折車路を渡る横断歩道は信号がなくて、歩行者とドライバー双方が安全を確認する(実際は双方が確認する、なんて生易しいもんじゃなく、『ひけるものならひいてみろ』と強引に歩行者が渡るのであるが)歩行者は左折車路を渡った後の「島」で信号が変わるのを待つ。

日本人のわたしは慣れないので最初は少し怖いが翌日には慣れた。 日本でも常時左折出来れば渋滞が解消されそうな交差点がたくさんあるが、道路の拡幅工事は土地収用の手続きが大変なのだろう。

 

ちなみにF12。停止してブレーキペダルをグッと踏み込むとアイドリングが下がる。離すと発進に備えアイドリングが上がる。ただ発進はしない、いわゆるクリープはなくて発進するにはアクセルを踏み込む必要がある。DCTだからというのだろうが、個人的にはDCTでもクリープはあった方が良いと思う。皆さんは如何に?

近頃のフェラーリにはHELEシステム(Hi Emotion Lo Emissions ハイエモーションローエミッション、「ヘレシステム」と呼ぶそうです。語感が良くないですね。ヘレって)がついているのでアイドリングストップが設定できる。

わたしのF12にも付いている(付いている、そうです。 買ってから一度も試したことはないです)。

セールスマン氏もまったく説明しなかった。(聞かなかったからか)。

買ってからしばらくF12をいじくり回していたがその途中で「HELEを選択しますか?」という画面も出てきた覚えはない。フェラーリはアイドリングストップ、積極的に使用してもらいたいと思っていない、ということか?と勘ぐってしまいます。

 

 

automotive-blog.hatenablog.com