フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

フェラーリ買うことにしたの巻3「フェラーリFFとF12ベルリネッタ」

残るはF12ベルリネッタとFF。

フェラーリの最高峰12気筒エンジン。市販されるクルマ用エンジン形式としてはチューニングも製造も最も複雑なのではないか。特にフェラーリの12気筒はフェラーリオリジナルの12気筒専用設計だ。

で、12気筒はFFとF12。

やっぱりFFが候補から外れる。4輪駆動のフェラーリは悪いと思わない。雑誌のインプレッションを読んでもFFはとても興味深い。安定状態ですごいパワーとスピードを味わえるというのは良い。乗ってみたいと思う。

しかし…やっぱりあのデザインは疑問だ。

4座で荷室を意識したフェラーリってなんなのだろう。シューティングブレーク風デザインはフェラーリとは思えない。アウディジャガーメルセデスで発売すべきクルマじゃないのかと思う。

デザインだけだめ。それ以外はとても良さそうだ。残念FF。

 

ということで候補に残ったのはF12ベルリネッタということになった。じつはF12、今まではまったく知らなかった。458やFFは雑誌などで見た覚えがあった。でもF12は見たことがなかった。こんなモデルあったの?

わたしの勝手な印象ではフェラーリのフロントエンジン12気筒は旦那仕様のイメージがある。412とか456は典型的なそれだ。

ミッドシップ12気筒がなくなってフロントエンジン12気筒がフェラーリの最高車両になったけれどもどこか大きく重い感じがしていた。F12も最初はそんな感じを抱いていたが、よく見るとデザインは締まっている。冗長な感じがしない。

海外のグーグルやYouTubeなど検索してF12の情報を探してみる。

う〜むF12、意外とかっこいい。

「悪くないか」、くらいだったF12が魅力的だと思えてきた。

興味深かったのはフリッカーの画像検索だった。フリッカー https://www.flickr.com

フリッカーの画像検索は海外で撮影された画像が豊富でしかもクオリティが高い。グーグル検索で見つかる画像より目新しさがある。何時間も見入ってしまった。

結果、F12はかっこいい!

そもそもFRはわたしにとって良いレイアウトだ。重量のあるFRは高速で安定性が高く穏やかだ。

良さそうだ、F12ベルリネッタ。

でも、インテリアは良いと思えない。F12に限らず現在のフェラーリ全般のインテリアのデザインが良くないと思う。特にギアセレクターのボタンが縦に並ぶ部分の造形は間が抜けたデザインだ。(ちなみにアストンマーチンのギアセレクターボタンの配置とデザインも酷いと思う)

この部分にはやはりシフトレバーがあった方が良い。パドルシフトであっても昔と同じようにシフトレバーをもうけておくべきだ。実際にパドルシフトよりシフトレバーの方が操作しやすい場面は多い。

デザイン的にもシフトレバーがあった方がインテリアデザインのまとまりが良いと思う。パドルシフトだがらシーケンシャルシフトのように前後に動かすだけの単純な動きになるだろうが、それでも良い。レバーがあるだけで良いのだ。シフトレバーで走行モードの切り替えが出来ればなお良いと思う。

オプションで数十万円高くなっても設定できないものだろうか。

オーディオや空調コントロールパネルの部分のデザインも良いと思えない。まるでタクシーのコラムシフト仕様のデザインだ。センターコンソールからシフトレバーへ繋がるクラシカルなデザインの方がわたしは好きだ。わたしは感覚が古いのだろうか。