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フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「消費者ビジネスは市場の奴隷になるしかない」

前回のつづき。

消費者のなかにはこうした者達が混ざってくる。消費者相手に大量に販売して収益をあげるビジネス、コンシューマービジネスというのはこうした危険をはらんでいる。事前にそうした人物を特定できれば良いが実際には不可能だ。

このビジネスを営んでいる企業は消費者から(市場から)逃げるわけにはいかない。

どんなに危険な人間が潜んでいようともやめるわけにはいかない。いやな言葉で言えば、消費者の(市場の)奴隷になる覚悟で仕事をつづけるしかない。

 

トヨタ自動車は北米で多額の賠償金を支払った。濡れ衣を着せられや不当な評価を流布され賠償金まで支払った。しかしトヨタは北米市場から撤退しなかった。なぜ撤退しなかったのか、

「北米市場にとどまり販売を続けるうちに消費者から高い評価を勝ち取り汚名をすすぐ」、ことを目指したのか。 違う。撤退できなかったのだ。

トヨタが北米市場を撤退する為に何人の従業員を解雇しなければならないか、どれだけの工場を閉鎖しなければならないか、北米市場に代わる収益をどの市場に作るのか、そんなことは無理なのだ。トヨタは忍の一字で北米の商売を続けるしかなかったのだ。

「消費者の奴隷」、「市場の奴隷」。えげつない表現だけれどもコンシューマービジネスの一面だとわたしは思っている。

取扱説明書が厚くなった、から始まってずいぶん話しがそれてしまった。製造物責任とクレーマーとリコールの話しがごっちゃまぜになってしまった。反省。

 

話しをF12の受け取りにを戻そう。

当日の予定はディーラー到着の予定時間の二時間前に家を出る。ちなみにディーラー到着時間はディーラーから、

「◯日の◯時にお越しいただきたく…」、

と指定されている。 都合が悪ければ調整してくれただろうが、一も二もなくOKである。客の都合に合わせるのが当たり前だろう、などど必要もない横車は押さない。もちろんすべての予定をずらしてお伺いする。 なんせフェラーリだからね。

ちょっと時間に余裕をもって出よう。もしディーラーに早く到着したらセールスマン氏の仕事を妨害しないように、

「時間通りでいいですよ。それまでショールームのクルマ見てますから…」、

と謙虚に振る舞うつもりなのだ。