「フェラーリF12諸元 イッキ読み 識別プレート位置」
F12の車両各所には数多くのラベルやプレートが貼られている。
A:ロービーム型式認定
B:ECE型式認定
C:ラジエーター不凍液表示
D:エンジン油量点検
E:エンジン/ギアボックスオイル表示
F:チャイルドシート警告
G:助手席エアバック警告
H:車両識別
I:無鉛ガソリン
L:冬用タイヤの許容最高速度
M:TPMS装備警告
N:タイヤ空気圧とタイプ
O:ギアボックスタイプとナンバー
P:シャシーナンバー
Q:塗装表示
R:ストップ/スタートシステム警告(HELE仕様のみ)
R:危険-高電圧
T:エンジンタイプとナンバー
U:アッセンブリーナンバー
テクニカルイラストだけでなく、実際のプレートの写真も掲載されている。
よく見ると、ラジエーター不凍液の表示と冬用タイヤの許容最高速度表示に中国語らしい文字が書かれている。
でも全部のプレートに中国語が併記されているわけではなさそうだ。なんで???
中国のフェラーリの整備体制ってどうなっているのか知らないが、普通の中国人はまったく英語を解さない。大学や英語の語学学校に行っているなら別だが普通の中国人はまったく英語は無理だ。日本人も英語は苦手だが車に関わる単語くらいは読める。そのレベルでもない。
いまやフェラーリにとって中国は良いお客、太客だ。フェラーリマガジンにも毎号、中国人オーナーが取り上げられている。
中国のなんでもない街中をフェラーリが走る。
日本より中国の方がお金持ちは多い。お金持ちの絶対数と各々の資産の多さは日本の比ではない。 中国のお金持ちは大っぴら金を使い、それを見せつける。
わたしは中国の企業経営者の後継者(息子、娘)がポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、など超高級スポーツカーを乗り回すのをよく見た。
中国の製造業のほとんどが工場敷地内か近接地に労働者の寮を併設する。夕方、何百人という工場労働者がランニングシャツをめくり腹を出して涼みながらぞろぞろと寮へ帰る。その横を経営者の息子がフェラーリやポルシェのエンジン音も高らかに走り去っていく。
F12の不凍液表示とはなんの関係もないが、数年前によく見た中国の光景を思い出した。
ちなみに計器盤の表示は英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の5語に切り替えができる。いつか中国語やアラビア語に切り替えられる日も来るのかも知れない。
英語は苦手なので警告文が表示されてもとっさに読めない。
Catalysts temp. to high Engine performance limited
信号で止まっていれば良いが走行中に警告音とともにこんな表示が出ても読めるものではない。 まぁ、文句いいません。フェラーリだから…。
左下のウィンタータイヤの許容最高速度のラベル表示に中国語記載がある