読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「左ハンドルは安全か」

前回のつづき。左ハンドルの不自由な点。

三つめは、交差点を右折する時だ。交差点内に対向車の右折車が停まっているとその後ろの状況が見えない。

通り慣れた道、交通量が少ない道なら対処のしようもある。道路端の店舗のショーウィンドウの写り込みなど利用することもできるが角度がすこし違えば写る範囲は変わる。こういう裏テクは慣れた場所でだけ活用するべきだ。

後続車には迷惑かも知れないがとじっくり待つしかない。

 

じつは左ハンドルで一番、困るのが路駐のする道路の左側にガードレールがある時だ。

左ハンドル設定車は大型輸入車が多い。広い車幅で左側のドアを開けるスペースととって駐車すると車体右側は車道側に大きくはみ出すことになる。これは慣れや技術で解決できない。

駐車場所が自由に選べるところならば良いが繁華街ではその自由はない。

停める側も気がひけるし、行き交うクルマにとっては迷惑なことだ。

これはテクニックや経験で対処できない、左ハンドル車の大きなデメリットだと思っている。

 

左ハンドルで気をつけなければいけないのは細い道で前のクルマを追走するとき、自分のクルマが前車の右端より出ないようにすることだ。

前を行くクルマの車幅が狭くて、自分の左ハンドル車の車幅が広い場合、前のクルマの右側よりも自車の右端が出ている事がある。

前走車に近づいて走ると対向車両が見えない。この状態で走っていると対向車に気づかず、右側をはみ出させたまますれ違うことになる。

これは対向車にとって脅威だ。

じつはむかし営業車両を運転していて同じ目にあった。

わたしの運転していた営業車両は渋滞を避けて裏道を走っていた。

裏道なので道幅は広くない。対向車がある場合、お互い左側に寄ってすれ違う必要がある。

対向車が来た、わたしも対向車もお互い左に寄る。が、対向車の後ろを走るクルマが左の寄らずに向かってくる。

速度がそこそこ出ていたのであっという間に両車が近づいた。

最後まで左に寄らなかった2台目の対向車を避けるため、わたしは左のタイヤを路側のブロックにこすりつけてしまった。

しかし、その2台目の対向車は何事もなかったように走り去る。ミラーで見るとメルセデスのSクラスだった。

Sクラスのドライバーは前走車に近づいていたためわたしのクルマが見えなかったのだ。おそらくすれ違った瞬間まで気がつかなかっただろう。

何事もなかったように走り去るSクラスをミラーで見送りつつ、タイヤを調べるためにクルマを停めた。

左ハンドル車を運転するドライバーはこうしたことを起こさないよう、狭い道路では前走車両に近づかず、対向車を視認できるように車間を保つべきだ。

 

左ハンドル、慣れればそれほど危険ではないが、やはり左側通行の日本では右ハンドルの方が安全で使い勝手がいいというのがわたしの結論だ。アベンタドールを除いてね。