フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12とゴルフ7」

前回、F12とゴルフというタイトルで書いた。

クルマのことを書くブログなのでゴルフと言えばフォルクスワーゲンゴルフをさしていると思われただろう。実は以前からいつかフォルクスワーゲンゴルフのことを書こうと思っていたのだ。でもこのあいだたまたまネットで所ジョージ氏が、

「フェラーリでゴルフに行った帰りにスピード違反で捕まった」、

という話しをしていたので、そういえば、と先日のF12のゴルフバック(キャディバック)のことを思い出してそっちのゴルフのことを書いたのだ。

で、今回はフォルクスワーゲンゴルフの話し。

わたしは幾度となく現行フォルクスワーゲンゴルフ(ゴルフ7)に乗っている。

ゴルフ7が発売された2013年当時、身近にあったアコードやプリウスと乗り比べたが出来が雲泥の差だった。

ダッシュボードにアームで取り付けられたナビゲーションはダサかった、これだから輸入車は…、と思ったが、走り出してその出来の良さにびっくりした。

路面の凹凸をタイヤとサスペンションが吸収して車体に伝えない、あたりまえのことだが、日常で乗っていたアコードやプリウスのそれがまったく出来ていないことに気付いた。日本の同じ排気量のクルマ(1.2〜1.5L)に比べて高速道路を巡航しているときの静かさは頭抜けていた。ステアリングを切ったときのしっかりとした手応え、タイヤ以外は変形していないあの感覚。ゴルフ7に乗った直後、レンタカーのヴィッツに乗ったが、なんでトヨタはこれができないのだろう、と同乗者と笑ってしまった。

メーター表示の日本語フォントが明朝体(しかも妙に毛筆体な感じがするフォント)なのが変だった。もしかしてフォルクスワーゲンのドイツ人は、

「日本仕様のメーターインフォメーションはお隣の中国開発部にやらせよう。あいつら同じ漢字文化だろ」、

くらいの判断をしたのではないか。

シートのサイズもケチっていない。日本の小型車はシートを小さくして車室を広くしようとしている。わたしは身長175cmで男としては大きくも小さくもないが小型車に乗るとよくシートが小さいと感じる。七分丈ズボンの裾よりシート座面が短いクルマがずいぶんある。これじゃシートじゃなくて腰掛けではないか。

インテリアの質感も日本車以上に上質だった。この辺り、かつては日本車の独壇場だったが、隔世の感がある。スイッチの押し感もいい。安全装備やブレーキホールド機能も発売時点で日本車の装備の先を行っていた。

当時、F12に乗っていなかったのでゴルフ7を買うことはなかったのだが、F12に乗る今F12ともう一台だけクルマを買う、という条件なら迷わずゴルフ7を買う。

どこへでも乗って行ける、近所の買い物も旅行も、細い路地や狭い駐車場でも臆すること無く、燃費も維持費もそこそこ、しっかりした乗り味と快適性がある。

ただ難があるとすれば市街地での燃費が良くないことだ。ストップアンドゴーが頻繁な状況ではリッター12kmいかない。プリウス並みとは言わないが市街地でリッター14、15km走ると良いと思う。その代わり高速道路を100km/h前後で巡航するとリッター18〜19kmまで伸びる。(仲間内でひとりだけ、高速道路で14km/Lいかない、とこぼしていた者がいるが、彼のアクセルワークはムラが多いのでゴルフのせいではない。高速燃費はドライバーの差が大きい)。

ゴルフ7は近々、マイナーチェンジするとかで安くなっているらしい。実はいま真剣に買おうか迷っているところなのだ。

 

先ほど、二台だけクルマが買えたら、というシミュレーションをしたが、わたしは子供の頃から幾度となく繰り返している妄想シミュレーションがある。

「もし、たった一台だけクルマを買えたら」、

「もし、二台だけクルマを買えたら」、

「三台、クルマを買えたとして」、

「四台クルマを買えたら」、

「五台クルマを買えたら」、

「六台クルマを買えたら」。

社会に出てしばらくそんな妄想も出来ない時期がつづいたが、むかしから繰り返されたわたしのクルマ妄想の一パターンだった。

今回は、F12が一台と決まっていて、もう一台をどれにするか、という妄想の話しだったが、次回はF12も決まっていない状況なら何を買うか、という話しをしてみたい。

 

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