「F12のオーディオについて 2」
F12のUSB端子は肘掛けコンソール内にあります。容量はそこそこあり、iPodもiPhoneも問題なく納めることができると思います。
以前も書いたとおりわたしのF12はアルパイン製のNVA-HD555というシステムが搭載されています。アルパインのHPで調べたら同システムは2006年製だそうです。搭載システムは年式が変わると変更されている可能性が高いので、現在のF12は変わっているかもしれません。
カリフォルニアTやGTC4ルッソはapple car playに対応していると読んだことがあります。で、
appleのHP( http://www.apple.com/jp/ios/carplay/available-models/ )で見ると、
2016 FF
2016 F12 tdf
2016 - 2017 488 GTB
2016 - 2017 488 Spider
2016 - 2017 California T
2016 - 2017 F12 Berlinetta
はapple car play対応とあります。
いま、売られているフェラーリはすべてapple car play対応だということです。
California TとGTC4はセンターコンソールに大きなディスプレイがあります。car playも問題なく操作できると思います。でも488やF12がディスプレイを大きくしたとは思えません。おそらくわたしのF12と同じ右側ディスプレイにapple car playを映すのでしょう。
じつは昨日、メルセデスにiPhoneをつなげている友人のクルマに乗りました。「car play見せてくれい」、とリクエストして色々いじらせてもらいました。
で、結論。メルセデスのApple car playのナビゲーションアプリは使いやすいと思えませんでした。
なぜか…。iPhoneのナビアプリは画面に直接タッチやビンチすること操作します。でも、メルセデスのcar playは車両側のコマンダーでアプリを操作する。たとえば縮尺の操作はタッチスクリーンならピンチですみますが、メルセデスではコマンダーで+アイコンか−アイコンを選択してからクリックしなければ縮尺が変わりません。しかも1クリックで変化する尺は決まっていて、希望の縮尺にするには何回もクリックすることになります。
apple car playはタッチスクリーン式の車両ならば操作性だと思います。ということはタッチスクリーン式ディスプレイのカリフォルニアTやGTC4ルッソはcar playに合っていると思われ、この2車以外のフェラーリは右側メーター内に映され直接タッチはできないので操作性は劣るのではないかと思います。
欧州の自動車メーカーはapple car play(に加えてandroid auto)対応に流れているんでしょうね。欧州はカーナビの開発が遅れていたためappleやGoogleに乗るのだと思います(あくまで私の印象ですが、欧州自動車メーカーは当初、カーナビに冷ややかでした。「ドライバーに地図を提示しながら運転させるなど危険極まりない」、という感じでした。
欧州のナビゲーションはポータブルカーナビの普及が先行していました。そうしたポータブル機を車内に持ち込んだという経験からスマートフォンを車両接続するapple car playは違和感がなかったのだと思います。
生産規模の小さな自動車メーカーにとって高度化するインフォメーション開発は負担が大きいと思います。規模の小さなメーカー、低価格車のメーカーはapple car playやandroid autoで済ませるのではないでしょうか。スズキがapple car play対応を進めているのも同じ事情からだと思います。