「中国くるま事情ふたたび 中国でケンカをしてはいけません」
北京オリンピックを境に信号無視が少なくなった。
もちろんマナーが良くなったということではなく警察の取り締まりが厳しくなったからだ。
大きな信号にはカメラが取り付けられ監視されている。捕まると罰金が取られる。
中国ではオリンピックはじめ大きな国際大会(博覧会や国際競技会など)が行われるたびに町並みが整理され道路があたらしく作られる。風俗街が立ち退かされ、交通マナーやゴミ捨てなどの社会ルールが向上する。
今、中国に行っても信号無視はかつてほど見られないし、逆走もそれほどではない。
ただ、高所得者の高級輸入車の暴走というかアオリ行為は多くなったと思う。中国製の小型車やトラックと高級輸入車の性能差は大きい。
高速道路の危険度はかつてより大きくなっていると思う。
ドライバーのマナーの向上と同じく中国の道路もきれいに整備された。
高速道路網の発達はすごいスピードで行われた。日本の高速道路の開通は何十年とかかるが中国は数年で数百キロが開通する。
1年ぶりにいくと高速道路が出来てあたらしいインターチェンジが出来ている。いままで1時間かかった道のりが15分に短縮されている。
前回、中国の信号無視や逆走のことを書いた。しかしこのルール違反、マナー違反であってもケンカになったりすることはほとんどない。
事故になったりすると事情は異なるが、そうでなければまず安心していい。
中国でケンカになるのはお酒がらみの時だ。
日本人も酒を飲んで酔っぱらうが中国人も酒を飲んで酔っぱらうことをおかしいと思わない。
酒を飲んで酔っぱらうことは悪くないこと、楽しい事と思っているようだ。
しかし、中国で酒を飲んでケンカになることは避けなければならない。
中国人のケンカは凄まじい。日本では胸ぐらつかんでもみ合うくらいで充分、ケンカだが中国ではすぐ得物を持っての暴力行為に発展する。
いわゆる鉄パイプのようなものを振り回して頭部などを殴りつけるのも躊躇しない。
日本では相手の怪我などを考慮したケンカがほとんどだが中国ではそれを想定してはならない。
中国人や韓国人の興奮した時のはげしさは日本人のそれとはレベルが違うとおぼえておくべきだ。
中国でケンカなどが起きている場合、けして近づかない方がいい。
仲裁など非常に危険だ。特に見ず知らずの中国人同士のケンカなら仲裁はしない方がいい。
中国人のケンカに日本人が巻き込まれると非常にやっかいなことになる。
相手が日本人だとわかると手加減はないと思った方がいい。まわりの野次馬も日本人なら怪我して倒れても助けようとはしない。それどころかけしかけてくることもある。
警察官はあてにならない。怪我をしているのが日本人でも警察官が連行するのは日本人の方だろう。
中国ではけして暴力沙汰にならないように気をつけるべきだ。