「F12 スピードメーターは2カ所 時計はなし」
冒頭から写真。
これはF12の右側メーターに映し出される速度計。
前回、掲載した左側メーターと同様カラー液晶で、グラフィックはアナログ速度計で映し出される。
で、この速度計は見やすくて良いのだが、問題なのは右上のデジタル時計表示。
この時計表示、文字が小さくかつ微妙にステアリングに隠れるのである。小さくて読みにくい上に陰に隠れるというどうしようもない代物なのだ。
問題はそれだけではない。この右側メーターはナビゲーションを起動すると全画面ナビゲーション表示になるのだ。速度計、時計は消える。
で、速度計はどこへ…。
左側メーターの下端に映し出される。
ここ。左側メーター表示の下端。
左からガソリン残量、速度計、距離計。
この速度計は右側メーターに速度計が表示されていようとナビゲーション表示されていようと変わらない。したがって速度計は常に表示されているので問題なし。もっともこの左側の速度計、義務的に設けられたことは明白。表示文字が小さいので見にくく実用的とは言いがたい。
じゃあ時計表示はどこへ…。
ないです。ありません。
ナビゲーションを起動させるとF12の中から時計はなくなる。
F12はダッシュボード上に時計はないので、ナビゲーションを使用中、車内から時計表示はなくなるのだ。
いや厳密に言えば右側メーターに映し出されるナビゲーション表示の中に時計があるのだが、これはまったく視認不可能なくらい小さい文字になる。
なぜ視認不可能なくらい小さいかというとF12のナビゲーションシステム、アルパイン製NVA-HD55なるもので対応ディスプレイは6.5インチワイド液晶を想定している。
でもF12の右側メーターは見た感じ4インチくらい(正確に計れない)。本来6.5インチワイドに表示される画面が4インチ(しかもワイド画面でなく通常の横縦4:3比と思われる)に縮小されて映し出されるので文字はとても小さくなる。
このアルパイン製ナビ、時計表示は左下に出るのだが、文字は小さいのだ。このナビゲーション、本来は画面タッチパネル式で操作するようになっている。
したがって画面下側のメニューボタンや表示変更ボタンは指でタッチする大きさで描かれる。ゆえにボタンは人差し指の指先に等しい大きさ。でもくだんの時計表示は指で押さないので表示文字すこぶる小さく表示される。
見た目ではメーター内のkm/hとかRPM×1000といった単位表示の文字よりずっと小さい感じ。
ということでナビに表示される時計は読めない。ゆえにナビ使うとF12は時計ナシ!
時計表示がそんなものだから縮尺100メートルのナビ画面は使いにくい。100メートルが8ミリくらいに表示される。100メートル8ミリはちっさいでしょう。なので通常は50メートル縮尺で使うのが便利。
慣れと学習はすごいもので最近はこのナビ表示でまず間違えなく一発で目的地にたどり着いている。
ゆえにF12のナビ、問題ナシ!
でも、時計ナシは困る。
わたしは腕時計をしない。日常生活ではスマホ持っていれば時計はいらない。
やっぱり時計はダッシュボード上のどこかに独立してあった方がいいと思う。
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