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フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「F12 内装について その2」

F12の内装のつづき。

日本車やドイツ車の本革はあまり匂いがしないが、F12の革はしっかり本革の匂いがする。別にイヤな匂いではない。

本革は室内の各所に使われていて、ヘッドレストは合皮です、なんてケチくさいことはしていない。

革のさわり心地はなめらかできめ細かく柔らかな感じがする。ただこだわった言い方をすれば、メルセデスベンツ、BMW、レクサスのナッパレザーやセミアニリンレザーよりも少し硬くて厚い感じがする。

革についてはあまり知識がないのでこのくらいにしておく。

 

ステアリングの革部分のステッチは粗粗しいというか糸を強く縫い付けた感じがする。

指先で触れるとステッチの荒さというか強さをはっきりと感じる。爪が伸びていたりすると爪先が割れるかも知れないと思う強さがある。

ステッチはステアリングの内側にあり(普通、外側にはありませんな…)握った時、親指の第一関節あたりか、中指の先がこのステッチに触れる。このステッチの張りの強さが実に「痛た気持ちいい」。

これまでシートが硬いとか肩が凝るとか、どちらかと言えばF12の快適性というか硬派な部分に異を唱えてきたが、このステアリングの硬派な感触は良いと思っている。

ついでだからステアリングの形状についてもちょっと。

カーボンファイバーのステアリングはミシリともいわない剛性感がある。体重かけて揺さぶってもほとんどしならない。

で、このステアリング(458、488も同じ形状のようだ)わたしは二通りの握り方をしている。

9時3時の位置にある凹み(握り径が痩せたところ)に親指をかける場合と、10時2時のふくらみ部分、全部を指でガッシリ握る場合、の二種類に分けている。

通常は9時3時に親指をかけて流す。この状態でホーンを鳴らす時はくだんの10時2時のふくらみ部分に内蔵されているホーンボタンを押す。

親指の腹をステアリング内側からずらしてホーンボタンを押すのだが、指の移動量が少なくてとっさにホーンを鳴らすのにとてもいい。(そういえば最近のエアバック内蔵したホーンボタンは重くて押しにくい、チョンと押してお礼のクラクションを鳴らす加減が出来ない。なんとかならないものか)

で、すこし速度を上げたときは10時2時のふくらみ部分をガッシリ握る。この方がステアリングは引き下ろして操作できるのですばやく軽く操れる。

大昔もステアリングの握り位置は9時3時か、10時2時か、で議論が分かれたと思うが、個人的にはスピードを上げているときは10時2時が良いと思っている。

 

一部分をアルカンターラにしたが、ちょっと汚れが付きやすいのが欠点に思う。

スウェード調なので汚れを拾いやすのかも知れない。実際、エクセーヌはかつて眼鏡拭きに使われていたから、汚れを拭きとるのには適しているのだろう。 アルカンターラの部分は暗い色にしたので汚れはあまり目立っていない。明るい色にしたら後悔するところだった。

ステアリングの拡大写真。握りのふくらんだ部分にホーンボタンのマークが型押しされている。ステッチは粗くて強い感じ。

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