フェラーリを注文するの巻 その4 「フェラーリのシート形状 フェラーリのナビゲーション、オーディオ」
シートは標準シートに加えてリーフスタイルシート、ダイヤモンドスタイルシート、デイトナスタイルシート、カーボンファイバーレーシングシートの6種類から選べる。レーシングシートは今回の仕様の主旨から外れるので候補外。ダイヤモンドスタイルシートはエレガントな感じがする。デイトナシートはレーシングシートほどではないがスポーティーな印象だ。シートの形状は外観のイメージを引用して選ぶ。シートベルトをカラーにすることもできる。
ちなみにフェラーリディーラーではオーディオやナビゲーションの説明はない。ない、というか聞かないと説明してくれない。オプションとしてそれほど価値があるものと思っていないのだろう。機能的にも自信がないのかも知れない。
オーディオは53万円でプレミアムオーディオというオプションがあるがセールスマン氏は説明もしなかったし、付けますかとも聞かなかった。おそらくフェラーリを買う人はオーディオなど聞かないのであろう。わたしももちろん聞きません。セールスマン氏は標準装備のオーディオシステムからセンターコンソール内にUSBケーブルが出ているのでi-Podをつなげば良いでしょう、とごくあっさりした説明ですませた。
ナビゲーションは?と聞いたら、
「標準でついております。それだけです」
ふ〜ん。試乗した時に右側のメーターに映し出されていたナビゲーションか。
「それだけです」、というセールスマン氏のことばにいろいろな心理を感じる。
「それだけ」とは、
「ナビゲーションに関しては、標準装備以外選びようがない。それ以上質問しないでくれ」、
「ナビゲーションの善し悪しはセールスマンのわたしにどうしようもない問題だ」、
「それだけです」というセールスマン氏の言葉に端にそんな気持ちがこもっているような気がした。
輸入車のナビゲーションはおしなべて評価が悪い。わたしはナビゲーションにこだわりがない。色々な機能がついていても使いこなせない。いままで輸入車のナビゲーションに不満を覚えた事はない。一方でトヨタ純正30万円也のナビゲーションの現在地誤差が大きくて閉口することが度々ある。
フェラーリのナビゲーションにこだわるつもりはない。
ただ右メーターに表示されるナビゲーションシステムが使い物にならないとしても取り替えるのは不可能だろう。どうしようもないものが取り外すことも出来ずにそこにある、というのはまったく間抜けで悲しい状態だと思う。