「フェラーリF12諸元 イッキ読み 油脂類」
フェラーリF12諸元、イッキ読み。またのっけから写真。
エンジンオイル
SHELL HELIX ULTRA Racing SAE10w-60 総容量14.5リットル
オイルレベルのMAXとMNの差は1.5リットル
オイル消費量1.0〜2.0リットル/1000km
ギアボックス及びディファレンシャルオイル
SHELL SPIRAX S5 ATE75W-90容量3.5リットル
クラッチシステム及び油圧制御システム
SHELL DCT-F3 総容量7.75リットル
ブレーキシステム
SHELL BRAKE AND CLUTCH DOT4ultra 総容量1.2リットル
冷却系統
GLYCOSHELL LONGLIFE(50%希釈)、KEMETYL CARIX Premium G30 Long life(50%希釈 ) 総容量24リットル
パワーステアリングシステム
Pentoshi CHF 11S 総容量1.2リットル
燃料タンク
無鉛ガソリン(95R.O.N以上) 総容量90リットル
エアコンディショナー及びヒーターシステム
コンプレッサー PS-D1 総容量200cc
クーラント HDO-1234yf 560±30g
フロントウインドウォッシャー及びヘッドランプウォッシャー液リザーブタンク
水とウォッシャー液の混合液 総容量6リットル
油脂類はシェル多い。技術提携してるからか。
つづいてエンジンオイルの油量点検の要領
水平な場所で、
①油温85〜90℃の状態から4分以上アイドリングした後、
②4000〜4500rpmで1分間運転し、
③2分間アイドリングさせて3分が経過する間に油量を点検する、
とある。
12気筒でオイル量14.5リットルもあるドライサンプだからこうなるのだろう。
でもこの手順をきっちりこなすのは意外と大変ではないか。
②をこなすためには、信号なしで1分間4000〜4500rpm回すにはおそらく1速か2速で走ることになる、3速以上だとかなり距離が進むことになるからやはり1速か2速だ。
そして1分間の走行後、その場所に停止してからフロントフードを開け、2分間以上3分以内の1分間にオイルレベルを見なければならない。
オーナーズマニュアルには3分を超えてしまったら、もう一度②の手順からやり直すこと、と書いてある。さらに、オイルレベル点検によりオイルを補充した後、オイルレベルの再確認を行う場合は、一度目のオイル点検時の③の秒数を再び履行すること、とある。
要は一度目に2分30秒でオイルレベルを点検しているなら、補充後のオイルレベルの点検も2分30秒で行え、というのだ。
う〜む、厳密。
この時、まわりにあまり人が居ないことが望ましいだろう、というか人通りの無い道が良い。フェラーリが道端でボンネット開けていたら目立つ、好奇の目にさらされるかもしれない。
わたしの家の近くでこうした走り方ができる道路を想定してみる。2速で4000〜4500rpmを1分間保てる道路でその直後に人通りになく車を引き込める水平な場所。
う〜む…。意外とないかも。
さてこのオイルレベル点検、左側ディスプレイに、
「Check engine oil level」、
と警告が出たら行うもので、日常点検ではない。 冒頭のとおりオイルレベルのMAXとMINの差は約1.5リットルでオイル消費量は1.0〜2.0リットル/1000km。
警告がMAXとNINの中間で検出され表示されたとしても最寄りのフェラーリディーラーに持ちこめば良いのだ。 セールスマン曰く、
「警告出たら、持ってきてください。」、
とのこと。実際には自分でオイルレベルを見るよりもフェラーリディーラーに持ち込む方がよほど楽だ。
でも、自宅近くでオイル点検に適した道を探して走るのも面白いかもしれない。
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