フェラーリのブログ

フェラーリに関わった顛末

「おまえのクルマの値段なんか、知るか!」

またしても年寄りのむかし話です。 バブル景気のなか(「バブル景気」と言うのは後から付いた呼称だったと思う。ただ世の中はとても豪気な事柄があふれていたと記憶している。例えば、わたしの住んでいる東京郊外の各駅停車駅の間口3間の蕎麦屋の土地に一億…

「F12のご購入なら 2」

前回の、わたしはF12を乗りこなせてます、はほとんどこじつけでしたが今回は、乗りこなせてません、を書きます。 まずF12は出力が高すぎる。お乗りのポルシェでも同じだと思いますが、急なアクセルオンは危険かと思います。ユーチューブでスーパーカークラッ…

「F12のご購入なら」

すでにポルシェはじめ輸入車を何台も乗り継いでおられる方がF12の購入を検討している、とのことです。通勤にもF12を使用する、フェラーリは乗りこなせるか、ということをお尋ねです。 あくまでわたしの私見としてお答えさせていただきます。それでは…。 1 F…

「クルマに高級オーディオは必要か」

本日でカーオーディオの話しはおしまいです。 いままで日本車でも輸入車でもオプションの高級ブランドオーディオを取り付けたことがありますが、いまは注文しません。なぜか。個人の感想ですが、 「高いオーディオ付けても思うほどの効果はない」、 と思うか…

「カーオーディオ、むかしばなし その3」

音楽は聞いていたその時の光景や温度、匂いも合わさって記憶される。 金がなかった学生時代、図書館でクラッシックのレコードをよく借りて聞いた。 ガーシュインのラプソディーインブルー、パリのアメリカ人、は真夏のクーラーの無い部屋の窓を開け放って、…

「カーオーディオ、むかしばなし その2」

バブル景気がはじけて景気が冷え込んでいくなか、学歴もコネもないわたし(学歴がないのは勉強嫌いだったわたしの自業自得なのだ)は新聞の折り込み求人をたよりにとある中小企業(いや中小企業でもない小企業)にやっと就職した。 営業車は十二台〜十五台あ…

「カーオーディオ、むかしばなし」

前回、F12のオーディオのことを書いたのでカーオーディオのむかしばなしをすこし。 わたしが勤めていた会社の営業車は基本的にカーオーディオなんて付いていませんでした。基本的ということは例外もあってえらい人の営業車(営業部長とか取締役とかの営業車…

「F12のオーディオについて 2」

F12のUSB端子は肘掛けコンソール内にあります。容量はそこそこあり、iPodもiPhoneも問題なく納めることができると思います。 以前も書いたとおりわたしのF12はアルパイン製のNVA-HD555というシステムが搭載されています。アルパインのHPで調べたら同システム…

「F12のオーディオについて」

コメントをいただいた中からF12のオーディオについて書きます。 まず、わたしのF12のオーディオですが標準仕様のままでオプションは付けていません。 私がF12をオーダーした当時は「HiFiプレミアムシステム」という名称で56万円のオプションが選べました。 …

「F12 内装について その4」

しつこくF12の内装のはなし(今回で終わりです)。 パワーウィンドウスイッチはセンターコンソール上にありドア側にはない。最近、慣れてきたけれどもやっぱりドア側にある方がいい。とっさにドアノブあたりを探して、おっとF12はここじゃない、と気付くのは…

「F12 内装について その3」

またしてもF12の内装のつづきであります。 F12の内装はあちこちから音がする。いまのところ内装の建て付けのビビリは2カ所から発生しているらしい。 速度とエンジン回転数、路面の状況で現れる。ひとつはメーターの内側かステアリングコラムの奥の方。 二つ…

「F12 内装について その2」

F12の内装のつづき。 日本車やドイツ車の本革はあまり匂いがしないが、F12の革はしっかり本革の匂いがする。別にイヤな匂いではない。 本革は室内の各所に使われていて、ヘッドレストは合皮です、なんてケチくさいことはしていない。 革のさわり心地はなめら…

「F12 内装について」

今回はF12の内装について。 フェラーリの内装の印象は華奢というか、柔らかな感じがする。 例えばサンバイザー。表側は本革(内装に使われている本革と同じと思われる)で裏側はスウェードで縫われている。 厚みはうすく、鏡と交通チケットかカードを差し込…

「フロントアップとコントラストステッチ

F12のフロントサスペンションはインパネのスイッチを押すことで40mm上昇する。たいていの段差には有効だ。いまのところフロントのエアスポイラーをぶつけたことはない。 いや、正確にいうと一回、ガリッと音がしている。 よく通る道で急な起伏がある小さなT…

「F12 冬の始動直後 その2」

車庫の外にだしてニュートラルに戻すと開放されたようにエンジンは1800くらいで安定する。で、その大ボリュームの1800回転は暖かい時期なら30秒くらい、冷間なら70〜80秒くらいで1200前後に落ち着く。 暖かい時期ならここで走り出してもよいが外気温が低い状…

「F12 冬の始動直後」

年が明けて関東はいい天気が続いていましたが、昨日から雨が降って気温も下がってきました。関東がもっとも寒くなるのは1月から2月。寒さはこれからが本番です。 ということで、今日はF12の冷間スタートについて書きます。 この冬、わがF12の車庫は気温5℃以…

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。 昨年の夏頃より繁忙していて更新を維持するのにあっぷあっぷになっております。なんとか続けていければと思います。 コメントは読んでいます。こんなことを書いてほしいというご要望あればお寄せください。 F12についてこ…

「箱根ドライブ3」

入れ替えをひかえたクルマで最後の箱根を走っている、という3回目。 前後にクルマがまったく走っていない椿ラインを湯河原に下る。 椿ラインはヘアピンカーブが多く、舗装は荒れている箇所がおおい。 ロードノイズがひときわ高くなる。タイヤは4分山といっ…

「箱根ドライブ 2」

平日で対向車もほとんどこない芦ノ湖スカイラインでゴリゴリとタイヤを摩滅させつつ走っている。 しかしこういう走り方をするとタイヤはずいぶん変わったなと思う。 わたしのクルマ経験の多くを占めるタイヤの扁平率は70%、65%ばかり。すぐにだらしなくサイ…

「箱根ドライブ」

ひさしぶりに箱根を走ってきた。 一年ぶりだろうか。近々、所有するクルマを入れ替えるので最後に箱根を走っておこうとしたのだ(F12を乗り換えるのではありません。)。 休日は混むから平日にした。小田原側の箱根ターンパイク入り口にはビデオの撮影機材を…

「トップギア…じゃなかったグランドツアーが配信」

以前、自動車TV番組「トップギア」のことを何度か取り上げた。 名司会者ジェレミー・クラークソン、ジェームス・メイ、リチャード・ハモンドの3人はクラークソンの暴力事件がもとで番組を降板してしまった。 その後BBC放送のトップギアは司会者を変えてまだ…

「F12 タイヤの空気圧とラゲッジフロアの温度」

朝、エンジンをかけるといの一番に警告表示がでた。 「Check Tyre pressure」、 というメッセージが左側メーターに表示されている。 左前 タイヤ温度11℃ 2.0bar 右前 タイヤ温度11℃ 2.0bar 左後 タイヤ温度 11℃ 1.9bar 右前 タイヤ温度 11℃ 1.9bar 左右とも…

「ガソリン5リットルください」

F12のガソリンが少なくなり不慣れな都内でガソリンスタンドを探してうろうろしている、のつづき。 リモコン受光部がフロントウインドウ下端中央にあり、リモコンを肩の高さまで持ち上げながら操作しなければナビが反応しない。やりにくいなぁ…。と、ぎこちな…

「F12、ガス欠するか」

前回のつづき。 都内のホテルからF12を出したとたんガソリンのレベルメーターがいきなり赤く点灯。ホテルの地下駐車場の傾斜の影響だろうとたかをくくっていたが首都高にのっても依然として赤く点灯したままで…。 あわてて、記憶しているF12の取扱説明書を思…

「F12、フロントウインドウの曇り、ガソリンない!」

11月だというのに先週、関東に雪が降った。 この冬は雪が多くなるのだろうか。雪が降ったらF12は乗れない。 今、F12の環境では路面から雪が消えただけでなく、車庫前からも雪が消えないといけない。車庫前から公道まですこし距離がある。雪かきするのはかな…

「フェラーリ GTC4 Lusso、アストンマーチンDB11」

F12はフロントノーズが長い。 シートポジションからフロントエンドまでわたしが今まで乗ったクルマの中で最長のようだ。 路地から出る時、歩道の手前で一時停止するが思ったよりF12のノーズは前にでていたりする。F12のフロントエンドは非常に低い。気をつけ…

「F12のシートなど、いろいろ」

段々と気温が下がってきております。 車庫のF12に乗り込むとシートの冷たさを感じる季節になってきました。寒い時期の本革シートの冷たさ、わたしはこれが嫌い。 F12のシートヒーターのダイヤルはシート横のスイッチパネルに付いているのだが使いにくい。 シ…

「中国の日本人自動車技術者 その3」

前回のつづき。日本の自動車会社の中国工場勤務(転勤)が終了し日本に帰任した後、会社を辞め中国の自動車関連会社に就職した50歳過ぎの友人。 「もしよかったら、一緒に仕事をしないか?」、 と、ビジネスプランを持ちかけられた。 今の中国企業の仕事とは…

「中国の日本人自動車技術者 その2」

前回、中国の自動車会社に転職していく日本の自動車技術者の話しを書いた。この話しはごく最近の出来事だ。今回は昨年の中国でのお話し。 当然のことながら日本の自動車会社は中国に進出している。中国のなんでもない田舎に見慣れた日本企業の看板を掲げた大…

「中国の日本人自動車技術者」

以前の仕事で知り合った取引先の課長が転職した。40歳を過ぎたところでの転職。就職先は中国の自動車会社だ。 中国企業への人材流出がつづいている。ただ本人達に流出という意識はないかも知れないので、この書き方は失礼にあたるかも知れない。 日本のエレ…